「火垂るの墓」

はー、怖い怖い。

すっごい辛辣な話でした。だから戦争モノは嫌いなんだよーう。ま、面白くなかったのかと訊かれればまあ面白かったのですが。

アニメは見ていないのですが(というか忘れた)たぶんいじめる側(松嶋菜々子側ですね)で書いて作られたのはこれが初めてですよね。うーん、これはちょっとこう言っちゃ語弊があるかもしれませんが、松嶋菜々子の気持ちも分からんでもないというか。当時は生き抜くのに必死でしたからね。悪気はないとはいえ、清太の「戦死は誇らしいことです」「雨漏りの音がうるさくて……」の言葉は痛々しく感じてしまった。
あと子供二人の演技が良かったんだよなあ。節子役の子は台詞回しがいかにも「子役!」って感じの喋り方なんですが、泣きの演技はうまいですね。お兄ちゃん役の子もうまかった。あとやっぱり、ラスト近くが衝撃でした。メイクも素晴らしかったのですが、二人とも、マジでやせてませんでした? お兄ちゃんなんて腕ガリガリだったじゃん! 役作りのため痩せたのでしょうか?

一番初めに戦争を体験した人(岸恵子)が孫娘(井上真央)に戦争の話を聞かせるシーンを出す、という手法は「さとうきび畑の唄」と同じですが、このドラマはそれより数倍良かったです。「さとうきび」はどうも人気のある(だけど演技力の乏しい)キャストばかり集めた気がして。
ただこのドラマ、CGがしょぼい。初めの方の廃墟のシーンと、空爆のシーンはCGがしょぼすぎてめっちゃ気になりました。あと、井上真央嬢が戦時中にもかかわらず化粧していたのがなー。すっぴんで勝負せんかい、と。

これって原作者さんの実体験なんでしたっけ? ちなみに原作者の方はうちの親戚の家の隣の隣に住んでます(だからなんだって感じですが)

福田麻由子ちゃんの眉毛がすっごい気になりました。あと岡本麗さんが出てましたね。この人、消臭剤の「ぶっといろ紙がズボッと!」でしか印象になかったんですが、「QUIZ」でちょっと気になりはじめまして。なんか妙に印象に残るわー。


※追記
来週は「理由」だー。ちょっと楽しみ。
あと「いぬのえいが」も放映されているようで。これ、見たいと思ってたんですけど見てないんですよね。なぜかあおいちゃんの作品が「泣かせ方があざとい」と評判が悪いという・・・