「大奥」第四話

大奥 第四話「疫病神」
お伝(小池栄子)がどんどんみじめになってゆくー……

今日はほんとお伝がボロクソ言われてましたね。先週も桂昌院江波杏子)のみならず綱吉(谷原章介)にまで生まれを馬鹿にされていた彼女でしたが、今回もいそいそと嬉しそうに準備してたのに右衛門左(高岡早紀)が来てくれないからといって上様に講義したらあっさり安子(内山理名)に反論され、自分のお付の者が右衛門左の講義に行ったのに腹を立て自分も学問を勉強しようと励むも徳松君に妨害され、右衛門左の講義に出て解釈を自信満々に答えた(でもカンニング)と思ったら「それは平安の都を知らぬものの解釈です」と馬鹿にされ、実兄に金の無心をされ、挙句安子に「そなた、わしのことを笑っておっただろう」と被害妄想全開、勢いあまって安子を水(あれなんのためにつかう水なんだろ)の中に突き飛ばし、鍵をかけて逃走……と、ある意味お伝大活躍な章でした。なんかみじめすぎてちょっと可哀想になってきますよほんと。

そして大活躍といえば右衛門左。しかし名前が男みたいだよな。右衛門に「すけ」って。しかも変換しにくいんだこれが。わざわざ「五右衛門」「左」と打って「五」を消すやり方。ま、それはどうでもいいとして、ここまで女に好かれる女って大奥では珍しいかも。確かに高岡早紀、和服が似合って綺麗です。でもどーも幸薄さがぬぐいきれない感はあるのですが。木村多江と並ぶ幸薄さ。しかも頭がいい。桂昌院の「側室にしてしまえば取締役にはなれない」という思惑を逆手にとって、綱吉を牽制しつつ取締役になることに成功。それにしても右衛門左が綱吉を説得しようとする合間何度も右衛門左を押し倒そうとする綱吉に笑った。あんたも好きねえ。

今日は「鬼嫁日記」も担当している尾崎将也さんが脚本担当で、「この人はコメディ得意だし、こういうドラマには合ってないんじゃ?」と思ってたんですが、いやはや普通に面白かったですよ。まだ目を見張るほどのドロドロ大合戦はないですが、ここまではいい流れで面白いので、今回は中だるみも心配要らないかな?
来週は安子、ついに出産。今回のラストで「流産するのか、しないのか!?」と引っ張っておいてあの予告はどうかと思いましたが、いよいよ信子(藤原紀香)とも対決することになりそうで、本格的な合戦が始まるようで楽しみです。ふふふふ……(怪)