「あいのうた」#9

あいのうた #9「僕が、奇跡を起こすんだ!!」
房子のドラマコレクション、見たい。なんとなく趣味はあわなそうだけど。

予告で見たあいちゃん(菅野美穂)のⅤサインは、「プロポーズの返事はOKでした」っていう意味じゃなかったんですね。ま、それでよかったです。房子(和久井映見)の言ってた「エッチとかは?」の質問は、妙に生々しいなあ。肉体関係を仄めかす言葉はちょっとやめて欲しかった。
でも、房子とあいの会話は楽しいですね、やっぱり。近頃あまりなかったので特に。あいが房子を「先輩」って言ってるのが可愛い。

ただ、どーも泣くポイントで泣けない。泣く直前まで言ってるんだけど、なんか一つ一つのシーンや台詞にとっかかりを覚えてしまって、冷めてしまうっていうか。あいが優二(玉置浩二)の頭をくしゃくしゃ、ってするのも、前優二があいちゃんにしてたこともあって、結構いいシーンだったんだけどなあ。ラストに至るまでの台詞は結構良かったりするんですけどね。房子があいに「優二さんはあいちゃんを必要としている」って言ったり、「今までは好きな人と付き合っても別れることとかすぐに想定してたけど、今回はそうは思えない」っていう台詞は今までなかった感情をあいちゃんが持てることが出来た、っていう表現がうまく出来てると思ったんですけどね。

ちょっと今回「え?」と思ってしまったのが、医者(岸田今日子)に飯塚(小日向文世)が直談判しに行くシーン。しかも、房子と柳沼(成宮寛貴)もしてたっていう……そりゃ、死を受け入れられないってのは分かるけど、医者に言っても仕方ないでしょ。近しい人の死に直面したことがない僕が言うのもおこがましいかもしれませんが、子供たちは特に優二の死を受け入れられないんだから、大人たちだけは優二の死を理解して子供たちを支えてあげて欲しいんだよなあ。

来週は最終回。人が死ぬドラマの最終回は僕はあまり泣けないっていうジンクスを覆せるでしょうか。ここ最近、このドラマではあまり泣けてないからなあ。どうだろ。