「大奥」第八話

大奥 第八話「お犬様」
都合のいい時に御付の者がいないのがいささか気になるところですが。

それでも面白いなー。まさか光圀(大杉漣)が嫌味で送ったあの犬の毛皮があんな大変なことになってしまうとは。こういうストーリーは、尾崎将也さんはお手のものなんだろうな。お伝(小池栄子)と大典侍中山忍)はすでにもうストーリーの蚊帳の外っていうか、コメディ担当? 犬の毛皮押し付けあっているのは笑ってしまった。ていうかお伝、生類憐れみの令知らんかったんかい。お伝は元気になってよかったねえ。そして初登場の勢いはどこへやら、お渡りが一度もないままの大典侍って……
しかしまぁ、あの犬の毛皮のおかげで綱吉(谷原章介)が桂昌院江波杏子)にがつんと言うことが出来て結果オーライ。あのタイミングで犬がトコトコ・・・って現れるのはもうお約束。しかし、演技派な犬だなー。

それにしても、江波杏子の顔の怖いこと怖いこと。綱吉にもうひとり子供がいることを知って「お世継ぎのご誕生じゃ!」のときも怖かったけど、ラスト、吉里(だっけ?)が柳沢(北村一輝)の子供じゃないかって気付いたときの顔も怖いっつの。まあでもそりゃ2年近くもだまされてたんだから、恨みもひとしおってもんなのでしょう。綱吉はまだ気付いてないんだろうな……

あとこのドラマは、どこで誰がつながっているか分からないところが怖い。音羽余貴美子)は実は光圀が滑り込ませたスパイ(?)だったり、信子(藤原紀香)が「右衛門左(高岡早紀)が子供のことを疑っている」って柳沢にちくったり、もう誰と誰が裏で手を組んでてもおかしくない状態。

来週はついに桂昌院様ご臨終でしょうか。鬼婆みたいでますます怖かったよー、江波杏子。夢に出るぞ。そして信子がここぞとばかりに桂昌院に嫌味連発してましたね。「お玉!」って呼んでた気がしたけど*1あれは信子か? そういや信子にはまだお咎めないんだよな、人ひとり殺してるくせに。
そして、田辺誠一は生きていました。染子(貫地谷しほり)が見たのは彼だったんだ。しかし、あの2,3回なのにこれ以上話広げてちゃんと収拾つくのかが心配です。面白いんだけどねー。

*1:桂昌院の昔の名前