「神はサイコロを振らない」the 2nd day

神はサイコロを振らない the 2nd day「10年前愛した人を今も変わらず愛していますか」
うーん、まだまだ序章、って感じだなあ。


見せ場は来週からか? まぁ、今回はヤッチ(小林聡美)と哲也(山本太郎)そしてアッチ(ともさかりえ)の関係修復がメインストーリーですからね。
ヤッチが哲也と顔を合わせなかったり、「50年後を想像して!」って言ったり、ヤッチ&哲也のコンビは面白かったけど(ちょっと切ない)、菊介(武田真治)と哲也のコンビも面白かったなあ。「顔見せてくれよ」って言ったら菊介が満面の笑みで顔を出したり、「お前に会いたかった!」ってヤッチに言ったと思ったら菊介だったり……アッチも「モーむすめ」とか「フォー!」と可愛かったです。でも髪型は前のほうがよかったよ。小林聡美も、青汁飲んだ後の顔がすごかった。来週以降はヤッチとアッチのシーンが多いことを希望。アッチもヤッチのこと「腐った干物」扱いしてて結構ひどい……それに菊介が入ったらさらに面白いかも。
しかし、菊介って結構痛いキャラだよね……いきなり「僕の夢を知ってますか!?」って……「人間塞翁が馬。事実は小説より奇なり。六本木ヒルズは54階建て」って、わけわかんねぇ!!「光とともに」の桜先生も結構ぶっ壊れキャラだったけど……水橋さんて、武田君にどんな感情抱いてるんだろ……


ヤッチが「合理的」で「効率的」でもなく、よく「泣いたり喚いたり」する、「淡々と年を重ねてない」*1哲也を好きになった、っていうのが、本当に哲也を好きなんだなー、と分かって。とりあえず理屈じゃないよ、ってことですよね。あれ? 10年前、哲也が消えた後、ヤッチって誰かと交際してたことってあったんでしたっけ? まあいいや。最後ロビーでたたずむヤッチと、それを見たときの哲也の表情が抜群によかったです。
しかし、小林聡美の長台詞は見事でした。滑舌いいし。滑舌いい人って、やっぱり聞いてて気持ちいいです。


そしてやっぱり、1日1話の方式でいくみたいですね。「the 2nd day」って題名にあるし。うーん、10日後に消える、っていうのがミソだよなー。どうやって消えるんだろう。っていうか、消えたあとはどこにいるんですかね、彼らは。それとも、亡くなるってこと……? でもヤッチの「それは消えないよう各自が何かに掴まってればいいんじゃないですか」には思わず笑っっちゃいました。
璃子成海璃子)の母親(高橋惠子)はまあ予想通りの形式として、亮(小清水一揮)の両親はやっぱり離婚してたか。それでどっちかが(または両方)再婚して、新しい家庭を作って(あくまで想像ですが)それなのに息子がまた現れたら……やっぱり、疎ましいと思ってしまうんでしょうかねえ。


来週からは消えた人たちとその周りの人々にようやく重点が置かれるみたい。置手紙を残して家を出た柚子(市川実和子)。そして、その手紙を見つける桃子(佐々木麻緒)。もうね、「火照るの墓」の節子とかぶっちゃって、桃子が柚子を追いかけて走っているところですでに泣きそうに。この子の泣き声って、心苦しさを感じるよ……「子供を捨ててまで東京へ行くの!?」って意見もありそうだけど、柚子なりに悩んだんだと思うなあ。柚子と昇子(明星真由美)の今後が気になります。

*1:何しろ10年後にタイムスリップしたんだし