「富豪刑事デラックス」#5

富豪刑事デラックス #5「富豪刑事と魔性の貴婦人」
ゲストは喜多嶋舞、岡田浩暉、若杉宏二。


今回も素晴らしくアホすぎる(褒め言葉です)展開で、かなり楽しめました。「ちょっと短絡的に人殺しすぎだろ!」「死体を運んで鑑識が気づかないってどうよ?」「あんな風船製造機みたいな機械マジであるの?」などのツッコミはやはりあるものの、貴子(喜多嶋舞)がわざと逮捕されてみたり、秀正(若杉宏二)の殺意を逆に利用してアリバイを作ったり……というトリックは「なるほど〜」といった感じでした。貴子と南田(岡田浩暉)の二人芝居にもすっかり騙されてしまいましたよ。
ギャグ部分も面白かったです。貴子との付き合っている人とのツーショット写真で貴子の指が「1,2,3」になってたりとか、変装した鎌倉警部(山下真司)の妙な言葉遣いとか(ちょっと忌野清志郎風)。子供の描いた絵を30億出して買おうとしてるのも可笑しかった。そして毎回恒例の「こらーっ、勝手に帰るなー!」は、鎌倉の「こらーっ、勝手に連行するなー!」のオマケつき。デラックスになって、「勝手に帰るな」のレパートリーが色々あって楽しいです。


あと今回は、おじいさまこと菊様(夏八木勲)が大活躍でしたね〜。美和子(深田恭子)が殺される! というシーンの直後に、花火&遊園地ライトアップ、そしてメリーゴーランドに乗っているおじいさま、という図柄はアホすぎて最高。そんなおじいさまに嫉妬してる松江さん(市毛良枝)も可愛かったですねえ。松江さん、前作では存在感が薄かったのですが、今作では結構いい味出してて嬉しいです。
そして最後は、「KIKUSAMA(はあと)」と刺繍されているハンカチをちゃっかり使っちゃってるおじいさまと、「4」の指で指輪を見せている貴子とおじいさまのツーショット写真で締め。綺麗にオチましたな。


最初の方は、一応「お金をかけてる感」はあったものの、なんとなくハマりきれずにいたのですが、回を増すごとに面白くなってますねー。素直に次回が楽しみになってきました。
来週のゲストは西村和彦入江雅人おかやまはじめ。……なんか、ゲストはだんだん地味になっている気が。ま、いいか、面白ければ。