「プリマダム」Last Lesson

プリマダム Last Lesson「今夜は見逃せない! 超緊張の発表会!! 完全生中継!!」
今期初の最終回。


生放送なんて、「ムコ殿」(しかも何の必要性も感じられない生放送)以来? もう見始める前から、気持ちは生中継のバレエ公演。だから佳奈(黒木瞳)とかが来れなくても、正直「いいから早く、バレエを見せてくれ〜!」という気持ちに。嵐子(中森明菜)と語らってないで、早く行けよ、とテレビの前で叫びそうになりましたよ。客はよくいなくならないなぁ、と思ったんだけど、いなくならなくて当たり前でした。そうだよ、エキストラさんたちだったんだ、観客って。
で、肝心の生中継。間違えて主題歌を流しちゃったり、ご愛嬌な部分もありましたが、う〜んちょっと短過ぎない!? 生放送という発想は良かったし、見てるこっちもあっちが真剣にやっているものだから息を詰めて見ていたのですが、いかんせん短いもので、ちょっと拍子抜け。あと、最後のインタビューみたいのも全部聞きたかったよ〜。これこそ、最終回延長とかしてもらいたかったんだけどなあ。もしかして、あとで特番とか組む?


黒木さんは、トウシューズを見事に履きこなしてましたね。佳奈というキャラクターは、黒木さんが演じた主婦役の中ではかなり好感度の高いキャラだった気がします。健気で、ヒステリックにならなかったりしたのが良かった。娘や夫も、最初は全然協力的じゃなかったのに、最後の方ではすごくいい家族関係になってたし。特に夫の高太郎(古田新太)ね。やっぱり最初の高圧的な性格は、物語の進行のためだったんだなあ。「あなたの、万田高太郎です」とか、「店長(加藤雅也)がプロポーズしました」とか、きちんと笑い所も抑えててナイス。
そして、店長のプロポーズはいったいどうなったんでしょう……あ、ちなみに僕も店長の本名は知りませんでした。ごめんね、店長……じゃなくて、山本潔さん(笑)。


全体的に見ると、そこそこの出来だったように思います。見始める前は「何じゃこの設定は?」と思っていたので、その点では予想外な拾い物だったなあ。だけど、明菜様の踊りが見られなくて残念。踊れるから彼女をキャスティングしたのかと思ってたんだけど……だけど、結構役柄にははまってましたね。演技もさほど気にならなかったし。
あぁ〜、ここまで来ると、やっぱり惜しいのは最終回だよ。やっぱり物語は物語としてちゃんと完結してくれないと、消化不良……これは、特番とか組んで、きっちり完結させてほしいなぁ。