「マイ★ボス マイ★ヒーロー」最終回付近とか

マイ★ボス マイ★ヒーロー 最終回付近まとめ
帰省やPC崩壊、文化祭準備、そして何より僕自身の怠惰が原因でここまで溜めてしまってすいません。さすがに全部レビューというのはあれなので、回にこだわらずまとめてみようと思います。


まず脚本・大森美香氏。彼女の作品は女性主人公の恋愛物語が多かったんで、このドラマは今までと大きくかけ離れている設定でどうなることかと思ったけど、いい意味で大森美香らしくなく良かったです。妄想シーンとかアニメーションとかは大森美香っぽくて良かったですが。学園ドラマにありがちな騒動→感動的収束、なパターンが後半多くて、前半のハチャメチャっぷりが好きな僕としてはあんまり感動できなかったんですが、それでもまあ最後までそれなりに楽しめました。毎回あったお勉強ネタとか、そこらへんの構成はやっぱりうまかったしね。
演出・佐藤東弥の名の付くドラマは外れなしの法則が今回も。なんか東弥さんっぽくなかったけど。荒削りっぽかったのは、狙ってやったんだろうけどね。お得意しっとり路線演出の「14才の母」も楽しみです。


キャストはどれも皆ハマり役でした。手越は相変らず虫が好かないけどなんか裏がありそうな(もっといえばなんとなく偽善者っぽそうな)感じが良かったです。最後に「桜小路」って言ってもらえて良かったね。腹黒い感じといえば、黄川田将也君ね。一見温厚そうなのが良かった。最後実は兄を想っていただけ……とかそういう感じのオチでもなかったし。生徒ではあと星野君が面白かった。若葉竜也君はこれからどんどん露出が多くなってく気がする。田中圭路線っぽい感じで。鉄仮面こと香椎由宇ちゃんも、19歳なのに24歳の役をやってて(教職員の設定だから仕方ないんだけど、これが違和感ないんだよなあ)「ウォーターボーイズ」「女系家族」のときは演技あんまり上手くないと思ってたんだけど、このドラマでは良かったです。斧刺したりメイド福着たり。真面目な顔してるから余計面白いんだよな。
教師役も個性が合って面白かった。特に峯村リエは結構お気に入りでした。最終回「マッキー」て何気に呼んでたでしょあんた。あともたいまさこも良かったなあ。最後「それはね」を連呼する笑顔がなんか恐ろしくていい。


主演の長瀬君は「はにゃ?」とか顔芸とか馬鹿っぷりとか最高でまさにハマり役でした。でも何気に一番の個人的収穫は梅村さんこと新垣結衣ちゃんかなー。彼女は「ドラゴン桜」の不良娘役しか見たことがなかったんですが、優等生役の方が絶対はまってると思います。つーか、個人的に野ブタのまり子とか、そういうタイプに弱いだけなのかもしれないけど。


総評。後半はトーンダウン気味でしたが、前半の馬鹿展開は大好きでした。前クールは「どうよ?」と思っていた日テレですが(「ギャルサー」見てなかったからかもだけど)何気に毎クールお気に入りドラマを選出しているのがこの局だったりする。2つしかドラマやってないんだから、その確率は結構すごいよな。脚本家も木皿さんとか大森さんとか好みの人が多いんだよね。次クールの「14才の母」は当たると信じてます。佐藤演出・井上脚本だしー。