「嫌われ松子の一生」第一章

嫌われ松子の一生 第一章「不器用だけど愛した…中学教師の転落人生劇場」
うわあ、やっぱ登場人物の多さは壮観だなあ。


うーん、やっぱり映画と違ってコメディ調にはしないんですねえ。なんか中途半端にコメディにしてるのにはちょっと違和感。つまらなかったわけじゃないんですけど。原作を読んだ限り、なんとなく昼ドラっぽいイメージを受けたんですよ。小説ならよくても、それを映像化したら陳腐になるってことよくあるじゃないですか。そして映像化すると松子という女の浅はかさや身勝手さが際立ってしまうなーといった印象。まあ、実際そうなんですけどね。ただ、原作にかなり忠実なのでその点はナイスだと思います。しかし、あの長い本を2時間強によくまとめられたよなあと感心。>映画版(まだ見てないけど)


・川尻松子(内山理名
内山理名は正統派美人の役よりも、こういうはっちゃけた役柄の方が似合うよなあ。中谷ファンとしては映画のキャスティングは主演初め神なんだけど、ドラマもドラマで結構いい人選してるんじゃない?と偉そうに思いました、はい。


・龍洋一(要潤
ナメジュンは伊勢谷君よりもハマってると思います。老けメイクが結構良かった。


・川尻明日香(鈴木えみ)・渡辺笙(小柳友
この二人の男女設定を交換した意味が分からない……原作での「松子の心情が理解できない笙」「松子に少なからず感情移入してしまう明日香」っていう関係がよかったのに。


・川尻家の皆様
お父さんが塩見さん、お母さんが根岸さんというのもいい意味で庶民的っぽくていいね。妹のウザさには原作よりも拍車がかかってた気がする。


・その他
羽賀研二超久々に見た。なすびも久しぶり。


・1話ゲスト
佐藤B作(いやらしさMAX)、笹野高史高杉瑞穂、宮地雅子、温水洋一、新井康弘……って結構豪華だよね。みんなドラマで一度は見た俳優さんだろうし。そして、来週からは萩原聖人谷原章介が加入。


ドラマ単体として見たら結構面白かったんじゃないかなと思います。僕は好みかも。ただ、原作・映画ファンには不評な気がするなあ。あと裏にコトーはきついな……短縮にはならぬよう。個人的にはコトーよりこっちの方が好みかなーとは思うんですよ。まだ見てないけど。