2006年秋クール総評

今クールは見てるドラマが比較的多かったのですが、その分テレビがぶっ壊れ被害甚大。最終回を見ずにドラマを語るべからず、ってことで、今回は順位はつけません。とりあえずリタイアドラマ等も含め、軽く文句つけていこうかと思います。




のだめカンタービレ
テレビに呪われているとしか思えなかった本作品。だからといってひがみで言うわけじゃないけど、原作読んでない人にはちょっと置いてけぼり感があったような気も。なんとなく「原作既読の人にだけ」みたいな部分も少なからずあったと思うんだよね。「あんただけだよ」と言われたらそれまでなんだけど。でも、いい意味で一番裏切られた作品。


役者魂!
最終回は他の人たちのレビューを見る限り、あまりよろしくない出来だったようで。後半は結構好きだったけど、やっぱりジャンルがはっきりしなかったりと、欠点が多かったのも否めないよなあ。ま、初回のノリでくだらんドタバタコメディ見せられるよりかは良かったと思いますけど。路線変更大正解。


僕の歩く道
評判が良かったけど未見のドラマその1。別に悪い人出せってわけじゃないけど、「僕道」シリーズに共通する「主人公のために作られた悪人」以外はみんな善人っていうスタイルはどうも気に入らない。って書くとまた非難轟々かもだけど。反論大歓迎。討論しましょう。ま、一言で言っちゃえば「僕は気に入りません」なんだけどね。


14才の母
最終回がよろしくなかったドラマ2つめ。延長したわりにはすっきりしない部分も多くて、結局は「出産しておしまい」みたいなのはやっぱりいただけないかと。「結婚してめでたしめでたし」みたいなおとぎ話じゃないんだからさあ。初回のぴりぴりした緊張感が懐かしい……でも、主役を初め役者はみんな素晴らしかったです。


だめんず・うぉ〜か〜
紀香結婚にくらたま脱税と色々と話題の種はあったものの当初の想像通りやっぱりほとんどのドラマサイトがレビューをしていなかったと思われる本作品。最後まで「だめんず」ぶりが甘っちょろかったからなあ。ま、それだけが原因とは一概に言えないけど。


「Dr.コトー診療所2006」
評判が良かったけど見なかったドラマその2。やっぱりこれもどうしても綺麗すぎる話が鼻についてしまう。僕ってひねくれ者なんで、こういう話見ると「ケッ!」と思ってしまうんですよね。決してつまらないわけじゃないと思うんですけど、まー「松子」もあったし。パート3はいい加減いらないと思う、病人出過ぎだし。やりそうだけど。


嫌われ松子の一生
最終回が見れなかったのですが、どうやら結末を微妙に変えたらしいですね。うーん、原作に忠実なのは凄い良かったけど「何故ここを変える?」という部分が多くてちょっとあれだったなあ。笙と明日香の性別逆転は何の意味があったのかいまだ分からん。映画の変更部分は逆に良かったのになあ。でも映画にも原作にもないいい味が出てたと思います。内山理名も頑張ってたと思うし。


家族〜妻の不在・夫の存在〜」
最終回がよろしくなかったドラマ3つめ。丁寧な展開は良かったけど後半になるにつれ都合の良い展開が気になった。当初の設定と大幅に変わって、そのため渡さんの出番を無理に増やそうとしていたのも難点だったかも。星野真里は蛇足だったよなあ、完璧。


セーラー服と機関銃
初回の雰囲気がどうも肌に合わなくリタイア。機関銃ぶっぱなし&「カ・イ・カ・ン」だけは見たかったんですけど、何やらそれすらなかったとか。なんだ……ま、7回という試みは良かったと思います。それでも中だるみ多少していたようでしたが。


アンナさんのおまめ
何も考えず一番楽しめてたのはこのドラマかもしれない。当初キャスト見たときは不安材料でしかなかったけど、いざ見てみるとかなり良かったです。特にベッキーと柏原君。「勘違い女」の設定をフルに活かした展開も楽しかったし。続編はやりそうだけどネタが尽きそうだよなあ。


たったひとつの恋
やっぱりラブストーリー、そして北川ドラマは肌に合わないなあとつくづく思い知らされた本作品。で、結局綾瀬はるかちゃんは死んだの?(なんか難病だったよね?)それすら知らない僕……あと亀梨君はそろそろ路線変更しないとキムタクのように「カッコいい役しかやらない」とか言われる頃かと。ただでさえ「キムタク演技」って言われてるんだから。


魂萌え!
見ていたドラマの中で一番完成度が高かったドラマはこれかも。キャスト、脚本いずれも素晴らしかったと思います。特に主演の高畑さんが良かったなあ。「14才の母」でも良かったけど、こっちも。バラエティのイメージが最近強かったから特に良く思えたのかも。原作は単行本になっていたので買おうと思っています。


鉄板少女アカネ!!
だめんず・うぉ〜か〜」と同じく、ほとんど誰もレビューしていなかったようなドラマ。だから最後どうなったのか分からないもん。堀北ちゃんはこういう熱血漢系な役似合わないと思うなあ。「クロサギ」の氷柱みたいのもね。ちょっと変わった感じの役の方が似合うんじゃない?


芋たこなんきん
実はたま〜に見てます。やっぱり面白いんだよなあ。でも録画できなくなった今、遅かれ早かれリタイアしていたわけでして……いしだあゆみがいい味出していると思う。藤山直美の演技は凄いナチュラルで驚く。いい意味で「オバチャン」って感じが出てるし。


●勝手に各賞

最優秀主演男優賞 竹野内豊家族〜妻の不在・夫の存在〜」
つーか僕が見てたドラマで男性が主役なのこれだけなんですよね……でもま、竹野内さんが新境地開拓したということで。


最優秀主演女優賞 志田未来14才の母
内山さんも高畑さんも上野樹里ちゃんもベッキーもみんな良かったんだけど、やっぱり一番難しかったのはこの役じゃないかなあ、ってことで。


最優秀助演男優賞 柏原収史アンナさんのおまめ
生瀬さんにしようかなあと思ったんですが、やたら「14才」から出すのもあれなので。僕の中の「カッシー弟」というイメージからこの作品で逸脱。


最優秀助演女優賞 室井滋14才の母
完璧に贔屓目かも。ファンとしては久々に悪役っぽい彼女が見れて嬉しかったです。でも一番正しい事言ってたのは彼女なんだけどね。


最優秀新人賞 上野樹里のだめカンタービレ
新人じゃないかもですが、僕がドラマで彼女を見たのは初めてだったので。逆にそれが妙なイメージつかなくて良かったのかも。だけど僕の中では完璧「上野樹里=のだめ」になってしまいましたが。あの喋り方が頭を離れない。


主題歌賞 MAO/d「VERY LOVE -0.5℃」
「僕らの街」やら「しるし」やら「ありがとう」やら「セーラー服と機関銃」やら「Everything」やら売れた曲は今クールいっぱいあっただろうけど、僕はこれが一番好き。作曲師匠だし。