「華麗なる一族」第一回

華麗なる一族 第一回
第一印象は「何か凄い感じのドラマ」。


ま、あくまで「感じ」なので何が凄いのかよく分かってないのがあれですけど。キャストが豪華って事はよく分かってます、ええ。あと音楽も厳粛な感じのが多くて「いかにも」だったなあ。初回は登場人物紹介な感じで、話が動き出すのは来週からでしょうが、この重量感なら最後まで見続けられるでしょう。
キャスト紹介は人数が多いので適度に削減&軽めで失礼させてもらいます。


・万俵鉄平(木村拓哉
万俵家長男。でも恐らくお爺ちゃんの子供だ、と。キムタクは別に上手いとも下手だとも思ってないけど、こういうドラマはやっぱり慣れてないのか、なんとなく違和感があるところもちらほら。公式サイトでは写真が車になってたのと、鉄平が手を叩いて現れた鯉「将軍」が思いっきしCGだったのにちょっと萎えました。後半はやたら「お爺ちゃんとの類似点」がプッシュされてましたけど、何より一番似てるのは顔なんでしょうな。あの肖像画、絶対キムタクに似せて描いたでしょ。


・万俵大介(北王路欣也)
万俵財閥・万俵家の家長。家族写真に愛人を堂々と隣に座らせている嫌な奴。そして何故か3つもベッドを持っている変人。北王路さんは初めて顔を見たのですが、イメージ的には「逆転裁判」の狩魔豪にぴったりだと思った(ちょうど最近やり直していたもので……)。


・万俵寧子(原田美枝子
大介の妻。原田さん、54の役かあ。お嬢様育ちで政治のことはまったく分からない、というのはお約束。お爺ちゃんにはどうやら入浴中に襲われてしまったようですね。そしてその子供が鉄平か。


・高須相子(鈴木京香
万俵家の執事で大介の愛人。そういえば京香ねーさんの愛人役は久々かも。三谷幸喜曰く「愛人顔」の彼女、ふてぶてしさが滲み出てて良かった。ただの愛人には終わらないだろうから、万俵家に対して何かやらかしてくれるんだろうと期待。


・万俵早苗(長谷川京子
鉄平の妻。相子とのバトルとかあるかもですが(嫌ってるみたいだし)いかんせんハセキョーじゃなあ。迫力に欠けるかも。


・万俵銀平(山本耕史
万俵家次男。か、髪の毛が……もごもご。鉄平にいい感情を抱いてないのは絶対でしょうなあ。しかし、銀行に勤める「銀平」に鉄鋼業の「鉄平」か……ま、まさか愛人だから「相子」じゃないだろうな?(字違うけど「アイコ」だし)


・万俵二子(相武紗希
万俵家次女。キャストでは一番の破壊力を持っているのではないかと思われる彼女。初回を見る限りじゃ大丈夫そうでしたが……鉄平には多大な信頼を寄せてそうだなあ。それゆえ上手く使われる可能性も高くなるということですが。


・美馬一子(吹石一恵
万俵家長女。あんまりストーリーには深く関わってきそうではないなあ。残念。


・美馬中(仲村トオル
一子の夫。トオルちゃんって3回に1回は警官役か政治家役のような気が。もしかして相子と手を組んで万俵家に対して何か企みそう?


・鶴田芙佐子(稲森いずみ
鉄平の元恋人。稲森ちゃん、超幸薄そうだった……鉄平の出生の秘密を知ってるっぽいなあ。


・一ノ瀬四々彦(成宮寛貴
一ノ瀬工場長(平泉成)の息子。「ししひこ」ではなく「よしひこ」と読むらしい。


・大川一郎(西田敏行
早苗の父。なんかキャラが「白い巨塔」の財前パパとかぶるぞ。ヅラはかぶってないようですが。関西弁使うのは彼と釣瓶ぐらいなんだろうなあ。そういえば鉄矢は関西弁じゃなかったな(「白夜行」では関西弁だったのに)。


・三雲祥一(柳葉敏郎
鉄平の友人で大同銀行頭取。ギバちゃんがただの友人で終わるはずはないと予想。しかし、トオルちゃんといい津川さんといい「黒革の手帖」男性軍トリオが揃ってますな。


・ナレーション(倍賞千恵子
倍賞さんのナレーション云々はともかく、初回と割り切ってもいくらなんでも多すぎ。それに加え鉄平と大介の心の声もあるんだもんなあ。あんまり多いから「まさか二重音声?」とか一瞬思っちゃったよ。もうちょっと抑え目にしてくれると嬉しい。


原作もしっかりしてるし、安心して見れるドラマだと思うんで(ただ難解な部分が多いのがあれですが)最後まで見続けるでしょうこれは。しかし、TBS日曜劇場、って感じのドラマじゃないよねこれ。金10の花男はまあ前作と同じ枠の方がいいのは分かるけど、木10の「きらきら〜」と交代しても良かったんじゃ?と思ってしまいました、はい。あっちは軽そうだし。