「菊次郎とさき」第1話

菊次郎とさき 第1話「父(おとこ)は背中で勝負する」
キャストがかなり変わったのにはやっぱり違和感があるものの。


やっぱり面白かった。まだ全部チェックしたわけじゃないけど、今まで見た初回の中では一番完成度の高い脚本だったなー。武(大和田凱斗)の作文とか、棟梁(大杉漣)が用意した紋付袴とか、○に北印とか、美智子(佐藤江梨子)の「なんか、お父さんとお母さんみたい」とか、バラバラなようで全部綺麗に繋がってて、そしてあのラストの武の作文……ううう、泣ける。はっきり言って大好きなシリーズだし、むっちゃ期待してたんですけど、全然裏切られることがなくて凄い嬉しかったです。キャストが大幅に変わっちゃったのは残念だけどね。
吉行和子さんはやっぱりベテランっていうか、あまり違和感なかった。だけどダンカンと大杉さんがなあ。だって2人ともキャラ違いすぎるんだもん。まあキャラ違うっていうか別人の設定なんですけどね、2人とも。だけどパート2までのあのメンバーで定着していたんで、やっぱり違和感はあるなあ。ダンカンは若干演技面にきつめなところがあったのが気になった。サトエリは派手顔だけど意外に雰囲気壊していなくて、逆にいいアクセントになるんじゃないかなと思いました。阿部力君の長男も良かったです。結婚前の話ってことになるのかな。京野ことみちゃんが出ないのもそれはそれで寂しいけどね。彼女のキャラ好きだったし。子役が毎回変わるのはお約束。武役の子は前の子の方が良かったかなあ。大役はちょっと下手だな。黒川智花ちゃんは安心して見られるのでいいですね。谷川夫妻のキャストは変わってないのは嬉しかった。子供はやっぱりできないのかー。でもあきらめてるわけじゃないんですね、まだ。この2人のエピはちょっと新鮮でした。
室井さんと陣内さんはもう完璧に役に入り込んじゃってる感じがあるので、さすがに息はぴったり。室井ママには今後どんどん泣かされることになるんだろうなあ……初っ端っから金せびってましたがwでもきっとこれも理由があるんだろうし。「親のありがたみなんて死んでから分かればいい。小学生のうちからわかろうなんてナンセンスだ」は名言ですな。


とにかく初回からこんなに完成度の話がくるとは思わなかった。あの作文にはちょっとうるうるきてしまいましたしー。でもやっぱりネットの言及率は低いんだよなー。どんどん見て欲しいんだけどなあ。感想も見たいし。