「ガリレオ」第二章

ガリレオ 第二章「離脱る」
ゲストに小市慢太郎今井悠貴虻川美穂子石井正則蛭子能収ほか


離脱るで「ぬける」って本当に読むの?と妙な事が気になったこの回。毎回サブタイトルが簡潔に動詞、っていうのはカッコいいと思うけど、こういういかにも的な当て字はちょっと……そして僕は毎回犯人が普通では考えられないような非科学的な手口で殺人を犯す&犯人は分かってる、というトリック古畑的方式でいくのかなと思ったんですが、どうやらそうでもないみたいですね。今回みたいにアリバイが関わってきたりとかするのか。まあ薫(柴咲コウ)が殺人課(?)で働いてるんだし、毎回殺人事件が関わるのは確かなんだろうけど。
で、肝心のトリック(?)なんですけど、正直「なるほど〜」って感じはしないんですよねー。下のほうにガスが溜まって暑かったから蜃気楼状態になって……なんて、凡才レベルの脳味噌しか持っていない完璧文型タイプの僕が思いつくはずはなくて。「浮いていた」という言葉は自分が浮いてたんじゃなくて車が浮いていたんだとか、車の絵が逆さになってたりだとか、一応伏線は張ってあってそこは「なるほど〜」とは思ったんですけどね。ただトリックの根拠があまりにも科学的過ぎて、その部分に「なるほどね〜」と思う事が出来ないのが残念です。いくら物理学の教授だからって毎回毎回こういう風に科学的な事で説明されたらちょっと辛いかなあ。
事件を取り巻く人間ドラマとしては、まーこんなもんかなって感じ。これで一件落着みたいな事になってるけど、辛いのはこれからだと思うんだけどね。あれだけ幽体離脱だとか吹聴しておいて、その後始末はどうするんだろうと思ってしまいました。虻ちゃんは演技はともかくとして、まだ若いはずなのにやたら「おばちゃん」という言葉がはまる雰囲気が出てたのが良かったっす。


来週のゲストは広末涼子。毎回豪華なゲストで責める気か?(今回はそうでもなかったけど)どうやらポルターガイストの話らしい。ますますトリックっぽくなってきたな……そのわりには主人公2人があまり魅力的に思えないのが残念ですが。あとフラグ若干立ってる気がするのが気に食わないです。映画化もなー、よくやるよフジは本当に。