「ガリレオ」最終章

ガリレオ 最終章「爆ぜる・後編」
ゲストは久米宏本上まなみ升毅坂本真ほか


先週はうっかり見逃してしまったのですが、それでもまあついてこれました。久米宏は意外と悪くなかったけど、最終回だし今まで豪華ゲスト使ってきたんだし、ここは大物俳優でも使って欲しかったなあ。石坂浩二とか松本幸四郎とか、そこらへん。そして被害者の方々が何気に豪華だったりしてもったいない感じが。本上まなみは明るい役よりもこういう陰のある役の方がハマると思う。


そして肝心の内容。なんかトリックがすっげーしょぼかった気がするんですけど……? こんなんが最終回でいいのか、って感じ。スーパーナックだかなんだかは、前も言ったとおり視聴者のほとんどが分からないような化学物質持ってこられたって納得できるとは思えないので、トリックとは認められません。デスマスクなんちゃらは前回見てなかったのでちょっと分からなかったのでこれはまあいいとして、問題は藤川(坂本真)の残した留守電メッセージ。声を組み合わせて作ったって……死んだ後なのに何故留守電が?って時点で、警察は普通そこまで調べるのが当然だと思うんだけど……
そして皆さんつっこみまくってますが、ラストの謎のロボットもどきですよ。正直あれはないわ……大体木島(久米宏)はどうやってあの馬鹿でかい機械をあの研究室の中に入れられたのかと小一時間(ry必死にあのロボットを運び入れている姿を想像すると滑稽というか。
それに爆弾解除の方もあんまり緊張感が無くて残念。だいいち縛られてる薫(柴咲コウ)が全然縛られてる感じがしないんだもん。するする〜っと身体が抜けられそうな感じがしたよ。しかもその機械にはご丁寧にも「ここまで解除しました」みたいなご指南表示つき。アホくさ……


最初はまあまあ面白かったのに、回を増すごとにツッコミ所の増えていくドラマだったと思います。福山さんのPV化してた部分もかなり気になった(正直僕は福山さんあんまりかっこいいとは思えないんだけどね)。あとやっぱり演技面でも辛いところがあったんだよね……特に最終回。クールな表情のまま感情を露わにするってやっぱり難しいよ。何よりもったいなく感じていたのがキャスト。毎回のゲストの使い方ももうちょっと上手く使ってもらいたかったんだけど、それよりレギュラーのいっけいさんと真矢さん、そして何より北村さんの使い方はもったいなさすぎでした、はい。今考えてみれば第一話の「燃える」が一番ゲストを正しく使っていた回だったと思う。