「斉藤さん」#2

斉藤さん #2「友達はいらない!悪いことを悪いと言えないなら」
そろそろ山本さん(濱田マリ)の時代劇口調がうざくなってきた。


やっぱり面白いです。免疫が出来たのか1回目ほどぐさぐさ来る感じはなかったのですが、それでもいい感じです。今週真野さん(ミムラ)が斉藤さん(観月ありさ)を擁護してしまった事によって、真野さんがまた隔離されるような事態になったらちょっと辛いかもしれないけど。先週の斉藤さん(観月ありさ)の台詞「別に貴方をかばったわけじゃない」云々を今回真野さん(ミムラ)が言ってた、っていうのが洒落が効いててなかなか良かったです。そういえば、今回土偶が妙にクローズアップされてたけど今後の展開に関わってきたりするんだろうか。そして佐々木蔵さん、髪切った?


このドラマのポイントに、普通なら主人公と対立する立場の三上さん(高島礼子)の考え方が結構まともというか、どちらかというと視聴者寄りな立場に居るということがあると思うと前回書いたと思うんですよ。だけど今回の「園を出て行ってもらいます」はちょっと飛躍しすぎというか、あんた何様?って感じはしたかな。まあ物語の構成上仕方ないんだろうけどさ。それ以外は面白かったです。斉藤さんと女子高生がちょっと仲良くなりつつあるのがいいなあ。真野さんも変わってきたみたいだし、斉藤さんの周りがちょっとずつ変わっていく様子を描く、ってことなんだろうか。しかしミムラは本当上手いなあ。おどおどする演技がこっちまでイライラしてしまいそうなほどはまってた。
でもちょっと気になった事が。園ママの関係とかやりとりとかなかなかいい感じなのに、どうしてあの高校生達はあんなにデフォルメして描かれてるんだろう。不良軍団の髪型や服装が若干古臭いし、「市会議員の息子なんだぞー」連発も妙だし、何よりいくら暇を持て余した高校生とはいえ幼稚園児を相手にあそこまで……って感じはする。もしかしてわざと嘘くさく描いてるのかなあ。妙にリアリティ出すとそれこそ「何で高校生が幼稚園なんかに」ってことが浮き彫りになっちゃうからねえ。その理由として柳川(山田親太朗)の環境に原因があるっぽいけど、むやみやたらにスパルタ教育的両親のせいだとか、周りからの過度なプレッシャーのせいだ、とかにはして欲しくないなあ。
しかし山田君は演技へたくそですね……きっと重要な役なんだろうから今後で番が増えるんだろうけど、この演技力じゃちょっと辛いかも……そーいやお姉ちゃんも下手だしね。


あ、そういえばいただけなかった点がまだあった。1つは演出。真野さんが言いたい事を言ってすっきりしたーみたいなとき、雨が晴れて虹が……という演出はちょっと陳腐すぎ。それと終盤にCM→予告を挟みつつED&エンドロールを流す、という構成はいただけなかったなあ。尺の都合上仕方なかったのかもしれないけど、予告見せすぎだし。あれで物語の半分ぐらい分かっちゃったようなもんじゃあ……