「鹿男あをによし」最終回

鹿男あをによし 最終回「二つのキス〜冒険の終わりが恋の始まり」
やっぱ狐は出てこなかったか。ちょっと残念だ。


概ね満足な最終回でした。儀式のシーンは思ったよりしょぼかった気もしなくもないんですけどねw「願い事は一つしか叶えられない、顔は一人しか元に戻せない」という新展開もあったわけだし。ま、別の方法がちゃんと存在してるっていうのがいかにもドラマなんですけどね。その方法も「使い番が運び番にキスする」っていう妙にロマンチックなものだったしw(男同士だったら悲惨だよな)
しかし、鹿(山寺宏一)は最後まで可愛かったなあw藤原先生(綾瀬はるか)に問い詰められて「きゅ〜ん?」とか鳴きながら今更鹿ぶって誤魔化そうとしてて、藤原先生が首をぐきっと動かして「むががっ!」とか言っちゃったり、「(卑弥呼が)好きだったのか?」っていう小川先生(玉木宏)の問いに対してポッ……と頬を赤らめて(るように見える)たり。鹿が妙に飼いたくなるドラマでしたな。
あとおばあちゃん(鷲尾真知子)も最後まで可愛かったっす。そういや重さん(佐々木蔵之介)は結局なんでもなかったんだなー。あの思わせぶりな行動とかが全然伏線とかじゃなかったのが、このドラマらしいというか。


ただ不満点もちょっとあるんですけどね。まず卑弥呼役の大塚寧々がなあ。苦しんでる演技だったのかどうかは知らないけど、なんであんなに下手だったんだろう……それと締めがまるで藤原先生との恋愛話みたいな感じで終わってしまったのが残念。回想シーンはまあいいとして(あれも尺稼ぎっぽかったけどね)電車に乗る小川を見つめる鹿、っていう構図は前にもあった構図で上手いなあと思っただけに、回想シーン終了→神ED、という流れに個人的にはなって欲しかったです。
っつーか藤原先生、小川先生と付き合ってる気になってたとは……あそこまで勘違いが凄いと逆に笑えない気もするんですけどー。


このドラマも視聴率が振るわなかったようですが、僕は大満足でした。最初のまったりと進む感じも、後半の物凄い引きの連続も、全部ひっくるめて楽しめましたし。キャストも良かったです。脇がきっちり芸達者で揃えられてるのも良かったし。あと多部未華子ちゃんが初めて可愛いと思えたドラマでした。彼女は髪を下ろした方が可愛いなあ。山ちゃんの素敵ボイスも堪能できたしー。
あとなんといってもEDだよねえ。このEDは凄く印象的でした。EDが一番盛り上がるという、その意味でもわけ分からんドラマだったなあ。