殊能将之『ハサミ男』
女子高生がハサミを首につきたてられた状態で殺害される、という殺人事件が2件起きた。マスコミは犯人を「ハサミ男」と呼び騒ぎ立てる。しかしある日、「ハサミ男」が狙っていた女子高生が殺される。それも、ハサミが首につきたてられた状態で。「ハサミ男」は独自に捜査を始めるが……
- 作者: 殊能将之
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/08/09
- メディア: 文庫
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前々から読みたいなあと思ってたんですが、映画を先に見ちゃったんでオチ分かってるのに……とか思いつつ読んだのですが、それでも面白かったです。でも出来れば小説→映画のルートで読みたかったなあ。絶対そっちの方が面白く感じられたと思う。
こうして見てみると、映画の出来って良かったんだなあと思います。あくまで「この小説を映像化した」という点では。ただひっくり返す部分が映画と違うのがちょっとアレかなあ。まあそこらへんはしょうがないのかもしれないですけど。
あとこの人の文章結構好きだなあと思って、他の本を調べてみたらシリーズ物しか刊行してないんですね……残念。シリーズ物は個人的には好きじゃないんだよなー。探偵とか出てくるのは苦手。