「JIN-仁-」第二話

JIN-仁- 第二話「命を救う事の悲劇」

大沢先生のナレーション時の声は斎藤工にちょっと似て蝶


おおおおもしれー! 脚本も良く出来てるし、演出もきちんと見せ場できっちり演出してるし、キャラも良いしキャストも素晴らしいし、言うことないわこれ。ちょっとツッコむとしては「おいおい喜市といい山田(田口浩正)といい龍馬(内野聖陽)のお友達といい都合良いところでコロリにかかりすぎだろう!」ってぐらいかな。どんどんと街にコロリが蔓延して、仁先生(大沢たかお)がそれを治していくっていうストーリーなんだけど、必要以上に派手にせず、むしろ「水を飲ますことしか治療法はない」という淡々とした治療法がきちんと描かれていることに好感が持てます。前回みたいに脳味噌ぱかーっ! とか血管を糸でキリキリーッ! とかいう派手な手術はなかったものの、その分仁先生の葛藤という点で非常に上手く心情描写が描かれてて、さすが森下佳子、素晴らしい脚本です。


何より仁先生始め、キャラクターの造形がみんな良い。やっぱりキャラの魅力ってストーリーにおいて重要だよな。洪庵先生(武田鉄矢)は威厳がありつつきちんと患者を助けるという事に念頭を置いてるし、龍馬のあの豪快さも好き。でもやっぱりみなさん言ってる通り、咲(綾瀬はるか)はかなりいいキャラしてるよなー。あの手の熱血ヒロインは大抵うざがられるパターンになりがちなんだけど、咲はきちんと頭が回ってるし、仁先生のいいパートナーになりつつあるし、何より綾瀬はるかちゃんが演じてることが大きいんだと思う。やーはるかちゃんはかわいいなぁ。あのひたむきさが鬱陶しくならない、良い加減の演技です。
勝先生(小日向文世)はまだまだ出番がなさそうだなぁ。そして早く中谷美紀を! 花魁美紀ねえさんを出してほしい! あの美しさに毎回惚れ惚れします。似合うよなー花魁。