歌野晶午『女王様と私』

まぢヮケゎかんなぃんですヶド。こんなのありぇなぃでそ。


と絵夢語でしゃべってみてもどうしようもないことは分かっているんですが。ニートでオタクの数馬が女王様に出会うことからお話は始まるのですが、話自体は面白いと思うんです。ストーリーの運びもいいし、トリックが結構無理矢理なことを除けば良く出来たミステリー小説だとは思うんです。ま、キャラが濃いのがネックって人もいるかもしれませんが……僕は絵夢の存在は結構いいアクセントになってると思うんですけどね。
ただ、物語が後半にさしかかる頃になって明かされる真実にぽかーん。またこのパターンかよと。いい加減にしてくれよと。まあいうなれば『世界の終わり、あるいは始まり』パターンです。まあこっちほど「ふざけんなあ歌野お!」度が低かったのは慣れたからなのかしら。
ちなみに序盤で既にいくつかびっくりするような展開が連続するのですが、僕が一番驚いたのは主人公の年齢です。なんか色々きつくなった。


物語よりもすげーっと思ったのが、数馬と絵夢との特撮怪獣しりとり。これめちゃくちゃ凄い。歌野さんって本当に特撮マニアなのかな?
あと数馬の財布が予想通りというかなんというか、マジックテープ式で笑った。やめて!