「JIN-仁-」第六話

JIN-仁- 第六話「生きてこそ…」

佐藤二朗が出てきた時はちょっと笑いそうになってしまったよ!


先週「仁先生(大沢たかお)が神的存在になったらいやだなあ」と書いた後でのこの展開なので、なんというか脚本に踊らされている感じがして嬉しいやら悔しいやら。神的存在といっても、ペニシリンはともかく、脳挫傷胃潰瘍は現代医術界ではそんなに難しくない手術なんだろうし(素人考えだけど)医療器具さえ揃えばきちんと治せる手術なんだから、現代社会ではそうでもないけど「江戸時代では」神扱い……っていうバランスは上手く取れてるとは思うんですけどね。
それにつけても佐分利(桐谷健太)や緒方先生(武田鉄矢)を始めとした医者軍団は、仁先生を尊敬するのは分かるけど、嫉妬という感情を持ってないのかよ……というところで今回の騒ぎだったからなんか納得してしまったよ。別にドロドロしてほしいわけじゃないけど、絶対少しは嫉妬の感情とか持ってもおかしくないと思うんだよね。そういう意味でも、竜馬(内野聖陽)の「先生には欲がない!」からの一連の台詞は良かったなー。竜馬は人間味があって良い。素敵なキャラだよねえ。
あと、モノローグの「俺は死んでるのかもしれない」→「先生は死人じゃ!」→「死にたくないと思った」の一連の流れは分かりやすいっちゃー分かりやすいけど、よくできてるなあ。咲(綾瀬はるか)と野風(中谷美紀)がタッグで仁先生を助けるっていうのも良かった。つーか仁先生、鈍感すぎるw 美女二人に慕われてるのにもったいないよなー。


タイムスリップ云々はもうわけ分かりません。いったい何が原因で写真が戻ったのかとか、なんで平成二十二年の十円玉なのかとか、そもそもいつの間に十円玉持ってきてたんだとか、分からないことだらけですよ。胎児のこととかもあるし、きちんと収集つくのか心配になってきたよ! 杞憂ならいいけど。
ところで一話にして出番が終わった山本耕史とか高岡早紀とか佐藤二朗とか相島一之とか、出演者は元々豪華だったけどさらっとゲストまで豪華だよな。内容も申し分ないし、久々に「ドラマ見てる!!」って感じにさせてくれるドラマだなあ。


しかし一連の事件の犯人はあの眉毛太い人でいいのかな(名前が分からん)。ここで山田先生(田口浩正)とかだったらびっくりなんだけどな。