「曲げられない女」第1話

曲げられない女 第1話「男?仕事?夢?貫く私の究極の選択!絶対幸せになる」

荻原と萩原は実は僕もよく分からないという。


いやはや面白かった。「まっすぐ」よりも「曲げられない」の方が個人的にはしっくりくるかなー。ドラマ的な意味でも、主人公のキャラ的な意味でも、字面的な意味でも。「まっすぐ」はただひたすら不屈というのに対し「曲げられない」というのは信念を持ちつつその信念に苦しめられてる面もある、って感じかな。個人的には後者の方が感情移入しやすくはあります。しかしこの題名の似たドラマがかち合ったのは偶然だとは思うけど、このドラマの方が断然面白かったな。キャラも少なくて良いしね。


というわけでキャラについてでござる。
・菅野ちゃんはやっぱ上手いなあ。結構高圧的なキャラだけどその中にも可愛いところがあって良いです。日記のシーンとか上手いなあ。あと正登(塚本高史)の腕を握るシーンは二回ともぐっときちゃいました。あそこ可愛すぎるだろう。ツンデレとはちょっと違うような気もするけど……
・お母さん(朝加真由美)のさばさばしたキャラもいいですね。全体的にキャラクターのバランスがいいなあと思います。お母さんとの電話を切ったあとで震える菅野ちゃんがすごく良かったけど、その後の踊りはどうなの。「憲ポゥ!」ってあんた。
・永作ちゃんも相変わらず可愛い。可愛いが、何か演技がちょっとおばさん臭くないかい? つーか服がなんか変……ちょっと若作りちっくというかw あと身重の身で体当たりとかやめて! 見てるこっちが怖いよw
璃子永作博美)についてはまだ分からない感じだけど、「くっそばっばあ♪くっそばっばあ♪」は面白かった。嫌味なキャラだけど嫌味がなくて良いなあ。
・タニショーが久々に変人っぷりを発揮しててテンション上がりました。
・塚本君も本当上手いなあ。変な役も普通の青年役もきちんとこなすよね。主要キャスト四人がみんな上手いので安心して見れるなあ。


まああそこでぶち切れちゃう正登はどうなの? と思わなくもないです。まあそれまでにいろいろ積み重なってきたもんがあるんだろうけど……よく9年ももったなあとw しかも辞めちゃってるし。早紀(菅野美穂)みたいな性格はたぶん正登よりも藍田(谷原章介)みたいないい加減な方がバランス取れるんじゃないかと思います。まあでもこのカップルはあんまり見たくないけどw
舞台が弁護士事務所ということで、今回の高橋由美子みたいに案件と絡めてきたりするのかな。今回の巻き戻し演出には「お?」と思ったので、今後も楽しみです。しかし1話で破局するとは思わなかったな……びっくりだ。