『パレード』

一番の感想が「ロケ地が自分の大学前じゃねえかああああああ!」ということでしたw いやあいつ撮ったんだろう……生藤原竜也が見たかったです><
肝心の内容。五人のエピソードがそれぞれとっかかりというか闇の部分があって、そこが断片的に語られてはいるんだけど、それが登場人物の造詣としてしっかり語られてない印象。要するにもっと深く書きこんで欲しかった、という話ですね。途中でちらちら出てくる連続暴行事件はおそらくこの物語のテーマではないはずなので、誰がやったとかはすぐ分かっちゃうけど、犯人当てとかそういうのはどうでもいいのです。なーんか全体的に書き方が甘くて、どこに視点を据えていいか分からないゆらゆらした印象がありました。終わり方も不穏なんだけど、もっと不穏さを出しても良かったんじゃないかなー。サトル(林遣都)が来て調和が崩れた、みたいな話かと思いきやサトルが特になにをしたわけでもないしなあ。
あーあと隣の部屋の話は要らなかったと思います、はい。


キャストはみんな良かったです。心配してた小出君と香里奈もハマってた。藤原たっちゃんもいつも通り暑苦しい演技だったしw でもやっぱりあれですよね、群像劇を書くなら尺を大きく取って欲しいですよね。