2011年夏クールアニメ感想その5

NO.6相当溜まってます。今週のも見られないんだようぉい。


うさぎドロップ』第5話
先週分っす。吉井正子(坂本真綾)の話があれだけで終わりだと思いたくない。今のままじゃあ物語を作るためだけに生まれたただの駒だよー。育てられなくなった深い理由とか、後ろ暗い過去とか、そういうのなくてもいいんだよべつに。何もなくていいから、その何もないってことをきちんと描いて欲しい。これじゃあ近所のおばさま方の噂話の「あの人って実はあんな人なのよー」「えー、うっそー!」レベルの人物描写ですよ。そんなものに説得力は微塵もないでしょう。
なんか見ていてどうにも気持ち悪さがまとわりつくアニメです。気持ち悪いっていうのは具体的に内容とかキャラが気持ち悪いってんじゃなくて、出来の悪い勧善懲悪のお伽噺を読まされてるような気持ち悪さなんだよなあ。作画とか演出はすごくいいのにもったいないと思う。主人公二人の中だけで美しい物語として完結させようとしてるのが気持ち悪いんだよなーーーー。全然人間味なくて全然魅力ないんだもん、あの二人。全然生きてる感じがしない。りんちゃん(松浦愛弓)はかわいいけど、それってただ記号としてのかわいさだし。


輪るピングドラム』第5話
今週は「せいぞんっ、せんりゃくうううううううううう!」があった! やった!! やっぱこれがあるだけでテンションちがうぜええええええ!!!
というわけでもないのでしょうが今週おもしろかったです。やっとこのアニメのテイストにも慣れてきた感じ。やっぱりベースコメディのミステリーみたいになるんだね。「脳みそド腐れゲロ豚ビッチ娘」にはわろたwww あとやっぱりお約束崩しはお約束崩しまで含めてのお約束なんだけど、それでもやっぱりわくわくするなあ。欲を言えば、あのトラックを追いかけるシーンがもうちょっと迫力あればなあとは思った。作画はすごかったけどね〜。
最初に出て来た女の人がラスボス的なアレなのかしらね。あの銃みたいなのは記憶消したりできるのかな? 生存戦略の非日常っぷりはすんなり受け入れられるのに、あの銃が出てきた途端「えっこういうの出しちゃうの……」って思ってしまったのが不思議w


TIGER&BUNNY』第19話
ルナティックさん(遊佐浩二)の影の薄さが気になりこのままいなかったことにされてしまうんじゃないかと心配してしまう今日この頃ですどうもこんばんは。二期やるって話は各所で持ち上がってるらしいけど、ルナ先生の話を次回に持ち越すつもりなんじゃねーかとちょっと心配です。一期は一期できっちり終わらせて欲しいなあ。
しかし展開としてはいろんなところで予想されていたものなのに、それでも素直にきっちり面白いってのはすごいなあ。ただマーベリック(福田信昭)が記憶を操るNEXT所持者だ、っていうのがどうにも物語に都合が良すぎる気がしてなあ……ちょっとこれはうまく言えない感覚なんですけど、なーんかずるい気がするw 同じようにSPECでもこの記憶改竄能力が物語に深く関わってたわけだけど、そのときは特に違和感なかったもんなあ。やっぱり他のNEXT所持者の話もきっちり描いて欲しかった気がする。そこだけはほんとーにもったいないアニメです。