2011年秋クール感想その1

家政婦のミタ』第1話
毎回ドラマは必要最低限のことしか情報頭に入れないようにしてるんですけど、ミタ(松嶋菜々子)がいろんな家に赴いて家庭を覗き見る……ってんじゃなくて、阿須田家にずっといるってお話なんですねえ。いやしかしナナコマツシマさんが予想以上に良くてびっくりしました。組織に入り込む異物としての存在であり、無機質な性格、っていうとやっぱり同じ遊川脚本の『女王の教室』を思い出すんだけど、菜々子さんと天海さんではまったく違うキャラクターになってるのが面白かったですね。無機質っていう点では同じだけど天海さんはそれゆえの恐怖感があって、ミタはほんとにアンドロイドみたいな無機質さだもんなぁ。
ストーリーとしては今後どうなるかがさっぱり予測できない面白さはありますね。最後の方がだいぶクサかったのがちょっと気になるところではありますががが。子供一人ひとりが母親への感情を吐露してくのはちょっとやりすぎというか演出過剰っぽくはあったかも。あんな叫ばせなくたってもっといろんな表現方法はあったわけだし。
とはいえまあなかなか面白そうな感じなので期待です! ミタの過去とか出てくるのかな? 個人的にはあんまり興味ないけどw むしろパパ(長谷川博己)の孕ませ事情とかのが気になるww


『蜜の味』第1話
もうともかく直子(螢倉奈々)にイライライライラ。これって脚本が意図してのものなのかどうかは分かりませんが、物語のためというよりは描き方にイライラくるんだろうなぁきっと。あの大学生の描写とか少し前の時代だということを考慮しても、あんな学生集団いないんじゃないか? すっごく気持ち悪かったぞ。気持ち悪いといえば出産シーンを見て泣き出す直子もすげぇ気持ち悪かった。もうさっさと菅野ちゃんに完膚なきまで叩きのめしてもらいたいですねこれは! ほんとそこだけが楽しみです。今のところ直子に全く望みがなくて、純粋な略奪愛モノにならないあたりは好感持てるんだけどなぁ。
しかしラスト近くの展開はあれなんですがギャグなんですか。いきなり子供が出てきて、いきなり鉄骨の下敷きになって、それですら「えええええええ……」ってなったのにテレビで「突然119が繋がらなくなりました!」とか。コントかよと。ラストの「あの子、私が失敗するのを見たかったのよ」はデビル菅野美穂きたぜえええええええええ!!とはなったけどさ。
とりあえず菅野ちゃんのぶっ壊れとネタっぷりを楽しむ感じかなー。大石静のドロドロって基本的に下品だしあんまり好きじゃないのよね。今回も無駄に登場人物ごちゃごちゃしてそうだし。三人だけに焦点あててりゃいいのにな〜。


秘密諜報員エリカ』第2話
第2話にして既にマンネリ感漂ってますが、千明様がかっこいいし綺麗だしスタイルもめっちゃいいのでそれを見て楽しむのはいいかもしれないですw アクションが微妙にかっこよくないのはまぁご愛嬌。しかし毎回「女の敵!」みたいな男をぶちのめす、って感じなんですかねえ。男としてはなんか複雑な気分だw


UN-GO』第1話
とりあえず坂口安吾っぽいのかぽくないかは、薄学ゆえによく分からないんですが、とりあえず因果(豊崎愛生)以外は普通の推理モノっぽいかな?って印象。なかなか面白そうではあるので今後の展開に期待ですかねえ。もっとガツンとくるものがあればうれしいんだけど。「絶対に答えを言ってしまう一つの質問」が今後のキーかな。むしろ映画の方がなんかおもしろそうだったぞw
あ、あと勝地くんが声優うまくてびっくりした! いやーすごい、主役としてもばっちりで他と比べても遜色ない感じだったよ。まさかこんなに上手かったとは、意外な才能だなぁ。