2011年秋クール感想その2

カーネーション』第2週

いやあまだ2週目だとは思えないほどの密度ですね。キャラクターがしっかり立ってるからかな? 小林薫演じるお父さんがただ厳格なだけじゃなくて、その裏にきちんとエピソードを挟んでくれてるから、その行動にもきちんと理由があるっていうのが分かっていいですね。というかお父さんの心情を考えると結構つらいよなあ……一方お母さん(麻生祐未)の飄々とした感じもよくてとてもバランスの取れた夫婦だなあ、とw
あとやっぱりオノマチは上手い。特に2週目の最終話、喜怒哀楽いろんな表情ががーっと出てきて、どれも心にぐっと訴えかけてくるもので、すばらしくて惚れ惚れしてしまいました。結構暗い役ばかり見てたから気づかなかったのかもしれないけど、こんな表情豊かな女優さんだったなんて。いやあますます好きになってしまいそうですw 脚本もいいと思うけど、オノマチの存在はかなり大きいと思うなあ、このドラマ。


輪るピングドラム』第14話
面白いのか面白くないのかすら僕にはもはや分からなくなってきましたが、とりあえず展開はすごいw むちゃくちゃすぎww いやあもうなんか考察とかいろいろ考えたりとかするのも面倒なのでこの波に身を任せることにしますが、しかしこれって地下鉄サリン事件がモチーフになってるってことだよね? 初めの方にそう考察してた方はいたけど、まさか本当にそれをテーマにしちゃうのはちょっとびっくりした。
しかし14話はレズで始まりレズで終わるという……本当にむちゃくちゃだったw なに、結局ゆり(能登麻美子)はふたなりなの? 人間関係が交錯してるのはわかるし、それはそれで盛り上がるけど、果たしてそれに必然性はあるのかなあ。とりあえずこことここを繋げたら面白そうじゃね、って感じで作ってるような気はしなくもないんだ。しかしここまでくるとますます多蕗(石田彰)がただの善人には思えなくなってくるよーw なんせ石田だしさあ。含む願望。