2011年秋クール感想その3

ゴールデンのドラマがやっぱり今回は軒並みいまいちな感じ。それなりに面白いのはあるんだけど、なんせなまじ前クールが『それでも、生きてゆく』前々クールが『鈴木先生』『JIN』という布陣だったのでどうしても見劣りしちゃうクールですね。それよりも再放送の『白夜行』がむっちゃくちゃ面白くてびっくりした。いや当時も面白かったんだけど、まさかこんなにディティールが細かく凝っているドラマだったとは! そして役者陣もみんな素晴らしい。綾瀬はるかちゃんはまたこういう役やってくれないかな〜。いやー早くラスト二話見たいっす。


私が恋愛できない理由』第1話
この恥ずかしいタイトルもさることながら、なかなかイタい出だしでそれだけでもうげんなり……香里奈はいつもの香里奈だし、吉高ちゃんはなぜか最近尻軽っぽい役が定着しつつあるし。ストーリーも特に目新しくないなあ。「恋ができない女」っていってもありがちすぎるヒロイン像だし。煽りでもなんでもなくて純粋な疑問なんだけど、こういったストーリーに共感する女の人っているんだろうか。さっぱりわからん。田中圭が月9ヒロインの相手役ポジションにいるのはある種興奮したけどw そして倉科カナもやっぱり相変わらず寝取り系というか当て馬系というか。
一番面白かったのは、大島優子が「ヴァージンなんだから!」と衝撃の告白をしたシーンでしたw なぜ英語で言うwww そしてヴァージンから恋愛成就のお守り貰ってもさっぱり効果なさそうなんですけど。2話目さっそく見逃したんでこれは潔くパス。ごめんね吉高ちゃん。そろそろいいドラマか映画に出てほしいよ。


『謎解きはディナーの後で』第1話
中村靖日野間口徹のコンビはすごい。いろいろすごい。しかしすごかったのはそれだけで、悪い意味ですごかったのはあの演出だね……あの演出に果たして慣れるときがくるんだろうか。非常に鬱陶しかったです。特に麗子(北川景子)が影山(櫻井翔)に「クビよ! クビクビクビクビ、クビ!!」って言ったときの文字がぽいぽい投げられる演出がね……もうね、きっつくて。櫻井くんの執事は悪くはなかったんだけど、やっぱりなんか違うなあという感じ。もっとクールなイメージがよかったかなぁ。あと北川景子ちゃんもちょっとなぁ。お嬢様のときとそうじゃないときのスイッチの切り替えができてないし、「だまらっしゃい!」は決め台詞かもしれないけど全然迫力ないしなぁ。桔平ちゃんのがんばりが全力で空回ってる感じでした。そもそもこのドラマの売り出しポイントって「毒舌執事」ってとこなんだろうけど、その設定がまったく活かされてないんだもん。あのレベルで毒舌だなんて僕は認めませんよ。そもそもお嬢様設定がほとんど意味がなくて、それこそ『富豪刑事』ぐらいド派手にやってくれればなぁと。
テンポ自体はそんなに悪くないので、夕ご飯食べながらぼけーっと見るにはいい感じ。ゲスト次第で見たり見なかったりって感じかなー。第一話の木南ちゃんの扱いにはひどく納得がいきませんけれども!!


ビターシュガー』第1話
なんか今期は女三人が寄って集まってかしましい系のドラマが多くて、でもこれはキャストもいいしきっと期待できるだろう……と思ったらまさかの『私が恋愛できない理由』よりつまらなかったというオチ。何度も言うけどこれで共感する人っているのかなマジで。第一話なんて女三人(とオネエ一人)がくっちゃべってほとんど終わってしまったし……うーんこれもパスで。ごめんね忍成くん。その髭似合わないよ。


深夜食堂』第11話・12話
続編に備えて前作を見たんだけど、もうこれがね、すっげーいいの。ストーリーは正直大したことないんだけど、雰囲気がすっげえいい。たまらない。もうなんでもないのにぼろぼろ泣いちゃったりしちゃうしw そしてすっごくお腹が減るんだこれが。続編になってどうなるかなぁと思ったけど、11話に関しては脚本・演出は前回よりもぐっとパワーアップしてる気がしました。光石研が泣くシーンを後ろ姿で撮ってから、安田成美を食堂に連れていき、そして清めの塩、喪服、乾杯……の一連の流れがすごすぎて! もうすごすぎて!! ぶわわわーって鳥肌立っちゃったもん。すばらしすぎるよマジで。
ただ12話はちょっといまいちだったかなー。なんていうか、登場人物を増やしすぎて世界観が広がりすぎちゃってる気がしました。あと個人的にはマスター(小林薫)にはあまり感情を剥き出しにして欲しくないというかなんというかw
来週はオダジョ再登場! うひゃー楽しみ! また変な川柳言って欲しいww