山本文緒「ブルーもしくはブルー」

ブルーもしくはブルー (角川文庫)

ブルーもしくはブルー (角川文庫)

いやあ、この本は何度読んでも面白い。
僕が山本文緒にはまったきっかけがこの本だったんですよねー。ドラマを見て、面白かったんで買ったんです。
(以下ネタバレ)


この本は「似たもの同士(ていうか同一人物)が入れ替わる」っていう乞食と王子様、みたいなストーリー設定で、たいした意外性はないんですけど、2人が一緒にいるときに片方が見えなくなるっていうのが最大のポイントなんですよね。
ドロドロドラマにありがちな「出産→流産」もこの設定があるからこそ生かされてるんですよねー。
この数週間はまた山本文緒にはまりそう。再読週間だぁ。

今日の一言
「私の人生は、突然二十三歳から始まったんだもの。河見くんと結婚するために、この世に生まれてきたようなものよ」