「大奥」第一話

大奥　第一話「修羅場」
キャストは前作、前々作と比べれば格段に地味になったわけですが。

しかしそれでも、クオリティは全然下がっていませんでした。しょっぱなっから怒涛の展開で、阿久里（萬田久子）が自害するとは・・・まったく前情報仕入れてなかったんで、びっくりです。なるほど、それで理名っちは復讐を決意するわけなんですね。
というわけで、人物別考察にうつりたいのですが、いかんせん出演者が多いので、ある程度割愛させてもらいます。何卒。

・安子（内山理名）
完璧に回りに食われてます感の強い主役でしたな。ま、見せ場は来週からかな。それよりもお父さんの成貞（平泉成）は平泉さんが子市民感が強い俳優だからなのか（失礼な）、泣きむせぶ姿が可哀想に見えて仕方なかったでした。

・信子（藤原紀香）
なんか、老けた？（爆）まあそれはいいとして、信子は完璧に御台所としての立場がないわけなんですね。だからなのか、初回はかなり地味でしたが、これから爆発してくれそうで楽しみ。あと、京の高岡早紀・中山忍もいい味出してました。

・お伝（小池栄子）
眉怖！　そして狙っているのか、目のアップ多すぎ。小池栄子は小憎たらしい役がほんと似合うわ。

・徳川綱吉（谷原章介）
ここまでひどい将軍は始めてじゃないですか？　それにしても、阿久里と綱吉の年齢差がとても気になります。ババ専？（いや、昔から好きだったんだろうけど）谷原さん、時代劇だと顔が幼く見えますね。
それにしても将軍役は北村・西島・谷原と、どうしてそっちの気がありそうな人ばかりなんでしょう（実際にそういう役一度はやってるしね）

・桂昌院（江波杏子）
存在感ありすぎです。野際陽子、中尾ミエに続く怖いお婆ちゃん三人目。それにしてもやっぱり彼女がお玉なんですね・・・星野真里の将来が江波杏子になるとは（違

・音羽（余貴美子）
余貴美子さんの声、なんか好きなんですよねえ、ちょっとハスキーで。なので、ナレーション役は嬉しいです。でもただ、ナレーション役って本編の出番が少なめなんですよね・・・前作の梶芽衣子といい。

・大奥三人衆（鷲尾真知子・山口香緒里・久保田磨希）
重い雰囲気の中、この三人がいると落ち着きます。「美味でございます〜！」は相変わらずご健在。

今期見た中では、もっともひきつけられた初回でした。ただ、脚本が尾崎将也さんに交代するのが少し不安。鬼嫁日記のほうは大丈夫なのか？　それに、大奥って中だるみする傾向があるからなあ・・・初回のテンションを持続できたら言うことなしです。