「野ブタ。をプロデュース」#1
野ブタ。をプロデュース #1「いじめられっ子転校生を人気者に」
お、思ったよりもよかったかもー。
「脚本・木皿泉」って聞いて期待してたんだけど、期待しすぎたときの反動が怖かったから期待しすぎないようにしてたんだけど(どっちだ)それが効したのか、なかなか良かったです。でもこれ、好き嫌いがすごく分かれそう。
ただ、名作「すいか」と比べるとちょっとなあ。個々のキャラも分かりやすすぎだし、ちょっと騒がしい気も。「すいか」の地味めなキャスト&静かな雰囲気&心にしみる言葉が好きだったんで。でもまあ、面白かったですよ、テンポ良くて。30分拡大は長かったけど。
・桐谷修二(亀梨和也)
演技は初めて見たけど、結構うまかったかも。しかし、肌荒れすぎ&髪長すぎ。普通人気者って自分に被害が来ないようにといじめられっ子に関わるのは嫌がると思うんだけど、そこはつっこまない約束で。しかし、ネクタイのブタはどーなのよ? ま、本人が喜んでるからいいんだろうけど。
ちなみに父親は宇梶剛志で、母親は深浦加奈子。深浦さんは「信子」って名前だったけど、それって堀北ちゃんとは関係あるの?
・草野彰(山下智久)
びっくり。こんなキャラだったなんてー。最初ラリってるのかと思いましたぜ。でも癒し系(か?)で結構いいキャラかも。少なくとも、今まで山Pが演じたキャラの中では奇抜で楽しいです。
・小谷信子(堀北真希)
この子がいじめられているシーンはきつかった・・・いじめのシーンは嫌いなんだってば。柳の木で初めて修二と会ったときはかなりやばかったけど、後半になってどもりもなくなって髪の毛も綺麗になって普通にかわいこちゃんになってました。学園ドラマのいじめ問題って大体、いじめられっ子がいじめっ子に復讐→解決、みたいなノリなんだけど、それがないのがいいです。そんなことされたら復讐し返されるのが当然ですからね。「女王の教室」といい、最近日テレはなまぬるくないドラマを作ってくれて嬉しいー。この子がどうやって人気者に登りつめるのか。必見。最後に机に「死ね」って書いたのは・・・まさか、修二の彼女?
・ゴーヨク堂店主(忌野清志郎)
キヨシローの演技は正直微妙なので、あまり喋らない役だとそれが目立たなくていいですね。怪しい本屋の店主役もはまってたし。あの本屋もいい感じ。
・教師軍団
木村祐一の演技、初めて見た。セバスチャンて。
岡田義徳は教師役なんですね。なんか新鮮。
夏木マリはいつものごとく魔女かカラス天狗かっていうぐらいの怪しい役。この人、人間離れしすぎ。出てくると画面が暗くなるのは「女王の教室」の影響?
「猿の手」は「やっぱり猫が好き」を思い出してしまいました。この猿の手、2度目の願いを3度目の願いで打ち消す、っていうのは、いい手なんだかそうじゃないんだか。結局本当に願いが叶うかどうかは分からずじまい。
しかし、信子のキャラって僕とちょっと通じるところがあるんですよね。周りの環境にうまく順応できないところ。そういうのが僕にもあるので、このドラマを見て、一緒にプロデュースされてみようかなーと思ったり。
視聴率はいいぞ、きっと。うちのクラスのやつも大半は見てるんだろうな。