「女の一代記スペシャル 〜瀬戸内寂聴〜」

第一夜は瀬戸内寂聴宮沢りえ

まあなんというか、晴美(宮沢りえ)って手の早い女だったんだなーと。別に純愛推奨派じゃないけど(むしろ反対)少なくとも彼女の生き方には感銘を覚えないです。「私は恋だけが生き甲斐よッ!」って鼻の穴膨らましているような人は苦手だし……(いや、寂聴さんは多分違うと思いますが)
でもやっぱり演じたのが宮沢りえ、っていうのはかなり大きかったですね。上手いなぁホント。ナレーション向きではなかったけど。なんかちょっとした動作がリアルなんですよね、彼女の演技って。そして阿部ちゃんとのカップリングは二人とも色気むんむんで純粋な男子高校生にはフェロモンきつすぎて鼻血出そうでした(嘘)阿部ちゃんの二枚目役ってなんか久々に見た気がする。
しかし10年も不倫してたんだ、よくばれなかったな、と思ってたらなんと周知の事実だったようで。それを知りつつ何も咎めない小杉(阿部寛)の妻って、貞淑なんだか怖いんだか。
それにしても晴美って女はえらい正直ですね。二股とかかけられないタイプ?(って、現にかけてたんだけどさ)なんか隠し通そうとせず、すぐ告白してましたよね。

なんだかんだ一番ちっちぇえ奴は涼太(中村勘太郎)だった気がする……卑怯っていうか。途中で現れたのも、晴美が売れたからなのか? って思ってしまったし。電車を追うのはいいけど、夫が窓側だったら殺されてたぞ。
暴力夫の佐野史郎ははまりすぎて怖い。

ただ、1シーンだけ明らかにこれCGとの合成だろ!? っていう場面があって。晴美と涼太が河原で落ち合うところ。あれはひどかった……
そして中島みゆきに頼りすぎ。劇中主題歌何回流しゃすむんだ。

明日は越路吹雪。これに一番期待してます。長身ユキユキコンビが楽しみ。杉村春子はプロデューサーが自分の名前にハートつける人だから不安。