「1リットルの涙」第8話

1リットルの涙 第8話「1リットルの涙
ドラマの題名とサブタイトルが一緒って珍しいな。

実はこのドラマで、一度も泣いたことなかったんですよ。亜也(沢尻エリカ)可哀想だなーと思うことはあっても。でも今日のはちょっときてしまった……

バスケ部の友人(名前失念)を怪我させてしまう亜也。そりゃ、責任感じるわな。今回養護学校に行くということを選択した亜也ですが、やっぱその方がいいと思う。周りもだけど、何よりも自分が気を使いすぎて疲れてしまいそう。
学校を休んで久々に来た時の、友人二人の「あーめんどくせー」みたいな表情にはちょっとショックを受けました。休む期間が長ければ長いほど、学校行くのきまずくなるよね……僕は入院経験とかないのであまりよく分かりませんが、特に亜也みたいな立場だとそうだと思う。

そして一番辛辣だったシーンが、HRのシーン。こっちは完全に亜也に感情移入しちゃってるので、友人たちの独白とかを聞くと「何を今更!」みたいなふうに思いがちですが、もしあれが自分の立場だったら、あれが本音になってしまうでしょう。
でも、遥斗(錦戸亮)の言葉には拍手。
「池内の前ではニコニコして『ごめんね』とか言われても『うんいいよー』なんて言ってるくせに、あいつがいないときだけ文句言ってんじゃねーよ」(友人たちに)
「お前も池内に言わないで、なんで母親に先に言うんだよ。外堀から攻めてくるような卑怯な真似するんじゃねーよ」(教師に)
一部意訳してありますが、特に教師に言ったシーンはすっきりした。この教師、本当にいけ好かなかったんだよね。前も言いましたが、「野ブタ」の岡田先生も「花男」の教師群も(つか出てきてもしない)情けなさすぎ。こういうとき真矢(天海祐希)がいてくれればねぇ。って、まぁそれは置いといて。
遥斗はホント少女マンガのキャラみたい。おんぶしちゃったりとかして。「ナイスおっぱい」の子とは思えないです。でもあのときだけ潮香(薬師丸ひろ子)が迎えに来ていないってのはおかしかったですけどね。

そして、学園生活の日。「頑張った池内に拍手しよう」パチパチパチパチ……のシーンはかなり腹が立った。何この白々しい雰囲気。
1リットルの涙」って言葉は、本当に亜也さんが言った言葉だったんですね。なるほど、だからこれが今回のサブタイトルだったんだ。
……と、ここまではいいんですよ。でもね、こっからが個人的には興ざめ。予告見て嫌な予感はしてたんだけど……
全員(かどうかは分からないけど)ぞろぞろ亜也を見送るってのは、さすがにおかしい。せめて遥斗と友人二人の子だけとかさ……「3月9日」を歌いだすのもどうなのかと……ちょっとこのシーンで一気に冷めちゃいましたよ、ええ。これがなければ感動の余韻のままエンドロール見ることができたのに……

来週は遥斗の話がメインみたいですね。原作にはない役柄なので、どうなることやら。そして今日のレビューの長いこと。スイマセン。