「1リットルの涙」最終回

1リットルの涙 最終回「遠くへ、涙の尽きた場所に」
あれ……あ、あれ?


なんか、最終回になっていきなりつまんなくなった気が……全然泣けなかったんですけど。実は見てる途中にブレーカーが落ちてしまい、亜也(沢尻エリカ)が「歩けなくなった」発言をしてから、瑞夫(陣内孝則)と遥斗(錦戸亮)が会話をしてるシーンまでが見られなかったんですけど、それが原因ではないと思われ。なんか粗雑に感じたんだよなー。
とりあえずレビューがうまくまとまらなかったんで、また箇条書きでまとめちゃいます。手抜きですいません。


・フジッキーはやっぱりヒゲ似合わないよ。最終回、びっしり生えててびっくりしました。ラストで綺麗に剃っていてくれて、すっきり。


・亜也の妹たちについて。まず亜湖(成海璃子)の絵がめちゃくちゃうまくてびっくりした。最初写真かと思いましたもん。でも、なんか味気のない作品だった……
長男坊は、中学生のくせに彼女なんて生意気じゃい。
末っ子の役の子はさすがに同じ子は使えないと判断したのか、違う子でしたね。喋り方は似てた。


・遥斗パパ(勝野洋)「私には、別れを言う時間すらなかった」かぁ。たしかに、いきなり死んじゃったんだもんね。そうやっていきなり死んでしまうよりは、「あとどれだけで死ぬ」っていう宣告を受けている方がやっぱりいいのかな、と思ってしまう。


・あの新米医者の「ちょっと難しかったかな?」にはさすがにムッとしたけど、遥斗がばっちり言ってくれてすっきり。錦戸君、うまいよなあ。今回は「野ブタ。」といい、今クールはジャニーズが頑張ってるなあ。


・亜也への手紙の文面「学校で変な目で見られる」「彼氏が離れていく」「親に当たる」っていうのが、きっと脊髄小脳変性症患者の本当の姿なんだろうなー。亜也みたいに、ちゃんと支えてくれる友達がいて、遥斗みたいな存在がいて、親にも当たらないいい子……っていうのは本当稀なケースだと思う。ドラマだからね……と割り切るには、やっぱり亜也の「いい子っぷり」はちょっとリアリティなかったかなあと。ま、実在する人物を悪く書けない、というのが実状なんでしょうが。


・遥斗が亜也に手紙を読むシーンは泣くところなのかもしれませんが、亜也のくるくるまつ毛がもう気になって気になって。なんで化粧落とさないの? エリカちゃんが駄々こねたわけ? とちょっと苛立ってしまったよ。


・亜也の日記「よくばるな〜(あと忘れた)」はちょっと相田みつをっぽかった。人間だもの。


・亜也は遥斗に見守られて死ぬのかな? と思ってたら生きてました。ま、さすがに原作にない役(遥斗)に見守られて死ぬ、ってのもおかしい話ですけどね。なんか臨終シーンはあまりにもあっけなさすぎて泣けなかった。


・そして、最大のドン引きのラストシーン。なに、あのぞろぞろやってくる人の波は! 亜也に影響された人はたくさんいるよ、ってことを言いたかったんだろうけど、だからあーいうのダメなんだってばー。一人や二人でもよかったんじゃない?


最初はあまり乗り切れなかったこのドラマ。後半になって結構はまって見てたんだけど、最終回がちょっと個人的にはいまひとつ……でした。でも薬師丸ひろ子は「いいお母さん」をやらせたら天下一品じゃないんだろーか、と思えるほどの熱演。さすがです。
若手の沢尻エリカちゃん・錦戸亮君・成海璃子ちゃんもよかったですねー。ただ、しつこいですが、エリカちゃんの化粧が気になって気になって。あれだけはいただけなかった。


そして来クールは「N’sあおい」この枠は最近子供(教師)モノor医療(難病)モノばっかりだなあ。