「小早川伸木の恋」

小早川伸木の恋 第3話「嘘から始まる幸せ」
おろ。今回は結構面白かったかも。


しかし、原作にかなり忠実ですなー。しかも展開が早い。まさか1話で異動→異動取り消しまでやっちゃうとは思わなかった。だけど、ちょっと演出やBGMが過剰。
病院パートはなかなか面白いです。VIP待遇を廃止したとたん、旧友のプロレスラー(小川直也)を呼びつける美村教授(古谷一行)もしたたかだなー。小川直也がこのドラマに出るって聞いてて、ちょっと不安だったんですが、これぐらいの出番でほっとしました。
そして、伸木(唐沢寿明)の異動。しかし、大熊(白石加代子)が病院のお偉い方ということで、異動取り消しに。しかし、病院って本当に教授の一言でコロコロ内情変わっちゃう世界なんですね……まさに手の中で転がしているようなもの。クラブで伸木が美村教授にお金を渡されたとき、「これで教授のお気に入りの酒を入れてくれ」っつーのは最善の方法ですな。だけど伸木の服が結構浮いてたような気も。
逆に、伸木とカナ(紺野まひる)のシーンになるとぐっとつまんなくなる気がするんですが……「魅力的に見える?」「友達の先に何があるか、見てみる?」「よかったぁ! 小早川さんに嫌われたのかと思った」と、今回も作田カナ節が大炸裂。車のシーンで抱きしめる→キス、っていう流れもなんか妙に不自然だったよ……
「カナとだけは付き合うな」と言っていた仁志(藤木直人)が、カナの夫が載っている雑誌を伸木に見せる。カナの夫が有名人で、遺産がどうのこうの(相続権を破棄したとかなんとか?)って書いてありましたが、それが何か? って感じなんですけど……それが付き合っちゃいけない理由につながるの? なんかただ仁志が嫉妬しているだけのような気もしてきた。


そして、お待ちかね(待ってねーって)妙子さん(片瀬那奈)。どうやらあそこまで伸木に固執するのは、過去に母親から愛情を受けなかったためらしい。そういうところが可哀想だと思ってるから、伸木は墓穴を掘っていくんだよねえ。なんか真面目というより、ただの間抜けなお人好しみたいですよ。
というわけで、妙子さんの行動を振り返ってみたいと思います。


・いちいち日記に電話がかかってきた時間まで書いてる妙子さん。ていうか出掛けに引き止めるなよ。

・キスされた後、ちょっと唇拭いたでしょ伸木さん?

・妙子「他の女と寝たいと思ってるでしょ」エスパー?

・妙子「愛してるって言って。もっと言って。朝まで言って!」殺す気かっ。

・朝からあの食事はいくらなんでもヘビーすぎないかい?

・わざわざ沼津(大泉洋)にスケジュールを確認するために病院に行く妙子さん。口裏合わせとかない伸木も伸木だけど、沼津ももうちょっと機転が利いてもいいと思うんですが。

・伸木が転勤すると聞いて「いいんじゃない? 他の女と縁が切れるんだし」

・名刺引っ張り出して「この中に、女がいるんでしょ?」

・そして、その名刺の持ち主を一人ひとり回ってる妙子さん。ほんっと暇だなこの人!!


やっぱこういう「私は色恋にしか興味がない」っていうか、「私には○○しかいないの!」っていう女は本当鬱陶しい。松金(高橋かおり)が誘惑してきたとき、妙子がやってくるシーンはドキドキしました。ま、結局最後キスシーンを見られちゃったんだけどね……あーあ。
しかし、泣いちゃうほど気持ちいいセックスって、どんなんやねん。気持ちよすぎると泣くものなの?