「けものみち」第五章

けものみち 第五章「想定外の女帝」
何このサブタイトル。ホリエモン


初っ端の「結婚しよう!」にビビりました。あれはギャグだったのね……なんか間宮(長谷川朝晴)のキャラが思ったのと違っててちょっとびっくり。もうちょっと真面目な奴かと思ってたよ。関係ないけど、もう1人の秘書(?)がなんか怖かったです。


しかし怖いといえば、今回女性陣がフルに本領発揮してきた、という感じ。東・星野・若村の三女優の持ち味がそれぞれ違うから、見ていて飽きないんですよね。
まずは初音(東ちづる)。元従業員とはいえ、客(民子)の前でタバコ吸うのってどうなのよ。「煙、そんなに嫌いだったかしら? あ、ご主人が焼け死んだこと思い出しちゃうから?」とちゃんと脅すことも忘れちゃいません。イヤな女ですねえ、初音。でも食事を二人分頼んだのを聞いて「じゃあ私もお言葉に甘えて……」とか言ってたら実はもうひとつは田宮の分だったのは笑いました。そして民子(米倉涼子)が田宮のいる前で「お金の工面、できません」というのを聞いて笑ってる美代子(星野真里)が怖い。「ぶっ殺してやるっ」って呟いてる初音も怖いけどね。

美代子は別に民子を陥れたいとかそういうんじゃなくて、今の自分から逸脱したいだけなんだろうな、きっと。やたら民子のコートを眺めたりしてるし。だから田宮を誘ったんだろうな。でも正直星野真里じゃ色気が足りない気が……タバコ吸ってるのはちょっとショックだったり。

そうそう、忘れちゃいけないのが光恵(田丸麻紀)。彼女は民子にかなり忠実で、田丸麻紀はただの出来のいい秘書で終わるのか? と思いきや、やっぱりどうやらそれでは終わらないようで。誰かの差し金で動いているよう。鬼頭(平幹次郎)か米子(若村麻由美)のスパイか? だから事業拡大の件が鬼頭にばれたんでしょうか。

若村麻由美はもうそこにいるだけで怖いんだからすごい。ラストの高笑い&花ちぎり&花食いは怖かったよ〜。やっぱりこういう女を敵に回したら怖いね。今後の動向が楽しみです。


女優陣ばかりについて語りましたが、男性陣もやっぱりいい味出してます。平幹次郎は言わずもがな。吹越さんはなんかたまに妙な行動したりするのが笑える……
小滝(佐藤浩市)はほんと謎だなあ。秦野(吹越満)が「鬼頭に恨みでもあるのか?」と言っていたけど、もしかしたら民子を利用して復讐するつもりなのか?
久垣(仲村トオル)は今にも死にそうだ……トオルちゃーん。奥さん(網浜直子)がパチンコでバイトをしていることを隠してたみたいだけど、何で子供を外で待たせてるんだよ? この寒いのに……しかしいまだに謎なんですが、なんで久垣は民子にキスしたんでしょう?


というわけで、かなりハマってきました。次週がすごく気になる……再登場・野川由美子は「土下座」なんて言っちゃってるし、米子はまたなんか食ってるし。あ、そうそう、前回書き忘れたんですけど、秦野に書類を渡したときと、美代子が間宮を誘ったときのBGMって黒革の手帖と一緒ですよね? あんまり意識しすぎると、ちょっと冷めちゃうんだよなあ。