春休みということで
1日1本を目標にビデオを見ていこうと思いまして。ここ最近個人的にはハズレ映画ばかりだったんですが、昨日観た映画はコレ(今日も違う映画を観る予定ですが)。いやあ、面白かったよ! 好みの分かれそうな作品ではありそうだけど。何も考えずに見るのが最適だと思われます。
- 出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ
- 発売日: 2002/07/25
- メディア: DVD
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(以下超ネタバレ)
三池監督の映画はエログロが多いらしくてなかなか手が出せずにいたのですが、これは面白かった。キャストも映画畑っぽくないし、竹中さんやキヨシローのようなイロモノ俳優もちょうどいい塩梅で使われていたと思います。無謀なシーン(キヨシローが落ちるところや、溶岩? 土砂? のシーン)はアニメーションにしちゃえ、ってところも逆に清々しくていい。あと、ミュージカルの部分は見ててすごい楽しかった。しかも「みんなのうた」系の歌が妙に多いし……ゾンビが踊りだすところなんて、シュールすぎて。相撲取りがかなり気持ち悪かったんですが、それすらも笑えるという。すごい映画でしたねえ。相撲取りの下で死んでいる女の子は怖かったけど。
これ、「ホラーコメディ」という銘打ちですが、ホームドラマでもあります。ラストシーンはぶっ飛びすぎてるんですけど、妙に清々しいです。そして、ここまで出来る役者さんに脱帽。
・お父さん(沢田研二)
昔のジュリーは見たことないんですが、あんなでっかい子供を持つお父さん役だなんて……と、ファンにとってはそんな感じ? 松坂さんとのデュエットはいい感じでした。
・お母さん(松坂慶子)
相撲取りが死んだとき「切る?」と言っていたのが恐ろしくもありおかしかった。「マザー&ラヴァー」の時も思ったんですが、松坂さんは貫禄があっていいお母さん役が似合うなあ。
・娘(西田尚美)
ファッションが可愛かった。彼女は歌がうまいんだか下手なんだかよく分からなかったけど……あ、あとやっぱり妊婦役でしたよ! ほんの一瞬だけでしたが。
・息子(武田真治)
西田さんの弟役なんですが、実際は武田さんの方が年上じゃありませんでしたっけ? 何でこの人はこんなに年下然としているんだろう。サックスは結局吹きませんでした。残念。
・おじいちゃん(丹波哲郎)
このおじいちゃんが可愛かったなー。台詞がかなり聞き取りづらかったのが難点だけど……最後、光って飛んでいって、他の家族が笑うラストシーンは最強です。
しかしこれ、「ビジターQ」にちょっと似てますよね。いや、R指定だし、見てないんだけど。殺人によって家族再生するというストーリーが、なんとなく。ただ「ビジターQ」の方は「カタクリ〜」が洒落にならないほどエログロなので、僕は見てないんですが。
あ、そういえば最初のアニメーションはなんだったんだろう。のどちんこ切るシーン、あれだけは受け入れられなかった。痛そうだよー。