「てるてるあした」第10話

てるてるあした 第10話
ゲストは速水もこみち


今日はかなり面白かった。いつも感じてたグダグダ感もあんまりなかったし、泣くまでには至らないにしても、結構じんわりくるストーリーでした。
しかし、慶子(荻野目慶子)は別に記憶喪失とかそういうわけではないのか……読み大はずれ(^^;)だけど、名前の読み方ってそんな簡単に変えられるんでしょうかね? なんかここはちょっとミスリードさせるための強引な展開、って感じもしなくもなかった。それにしても、やす子が慶子だってことは分かったけど、いまだにやっぱり慶子の行動に疑問が残る。もしかしたら「自分といるよりは、久代さん(草笛光子)といた方が」と思って笹乃館に住まわせたのかもしれないけど、それでもやっぱり行動的に理解できない部分が多々あるなあ。
そして、「てるてるあした きょうはないても あしたはわらう」の詩は慶子が作ったものだった。だけど、それはやす子(福田麻由子)が送ってたの? それとも、慶子? 祐介(関根航)が携帯電話を持っていたのは、これっぽっちも関係なかったんですかね。それとも、やす子が祐介を使って打たせたとか?
しかし、何故慶子はやす子となって生霊が笹乃館に住み着いたんだろ。久代(草笛光子)への執着心から、とか?


あと、サヤ(木村多江)の義父・綿引勝彦もよかったです。お父さん、あれだけ物分りいいのに、どうして今まであれだけもめてたんだか……しかし、木村多江がタイミングよく泣くシーンを見ると、「同情を引くための演技か?」と、素直に感動できない性悪の僕。だって、キムタエって悪女のイメージなんだもん。
笹乃館にぞろぞろと久代さんの元生徒たちが集まって来るシーンは、大体いつも僕こういうので引くんですけど、結構大丈夫だった。久々に佐藤二朗さんも見れたしね。だけど、合唱はちょっと引いた。


あーでも、いただけない点がひとつ。それは、もこみちの登場。「……雨?」「……ほっくん?」「どこかで会ったことない? ほら、家族ぐるみで」って、また雨夢ネタ(しかも超露骨)。これって雨夢見てない人は(そしてこのドラマが雨夢の続編的ドラマだと知らない人は)「え、なんかの伏線?」って勘違いしちゃうんじゃない? ちょっとこれはダメだったなあ。最後は「さー、ボートでも漕ぐか! レガッタレガッタ!!」ということで、はい、もこみち君による「レガッタ」の宣伝でした。ちゃんちゃん。


来週はいよいよ最終回。テロップででかでかと「感動の」とか出されるとかなりげんなりきてしまうのですが、さてどうでしょう。そして、陽介(金子昇)の影の薄さはどうなのだ。サヤの夫が成仏してから、まったく活躍してないですよね、彼。他の人は、まぁインパクト勝ちということで(何それ)。