「すいか」#8

すいか #8「母がガンになっても……」
ゲストは加藤夏希村上淳高畑淳子原知佐子ほか。


あぁ〜、今回はかなりシリアスな話。人工呼吸とか泥舟とか、笑えるシーンももちろんあったんだけど、とにかく切なかった。毎回ほのぼのして終わるのが、なんとなくしんみりして終わっちゃったなあ。今回のテーマは「終わり」。でも、きっと本当は終わらないんだろうな。


・今日の基子(小林聡美)とお母さん(白石加代子
「終わり」=「お母さんの命」。本放送のときは、まさかこのドラマにガンの話が出てくるなんて思わなかったから、びっくりしました。「ガンだったら、この指輪買う。これで、どっち転んでもOK!」と言っていたお母さんが、本当にガンだったら、買うのをやめる、っていうのはすごく分かる気がする。なんていうか、一種の願掛けなんですよね。わざと自分に高価な物を買うという課題を課すことで、「ガンなんかじゃない」と思うようにしている、というか。
小林さんと白石さんの2人が、今回は本当の親子のように見えて仕方なかった。特に、ケーキの病院での前のシーンはかなり泣けました。基子がお母さんに飴を食べさせるところ、いいよなあ。「野ブタ。」のときも書いた覚えがあるけど、なんか慈愛に満ちててじぃんとくる。「ハンカチ、アイロンかかってないじゃないの。だらしないわねえ」とか「洗濯物、出しっぱなしだったわ」っていうのも、妙に現実的で印象深かった。


・今日の絆(ともさかりえ
「終わり」=「漫画」「いなくなってしまった綱吉」。漫画やめる騒動は以前もあったからいいとして(よくねぇ)綱吉がいなくなってしまったのは、なんだかすごく切なくなった。やっぱり、動物を飼うと、動物に対する感覚がすごい変わってくる。今うちの猫に突然いなくなられたら……って思っただけで、すでに寂しくなっちゃいますもん。ちなみにうちの猫、何故かパソコンが好きで、よくキーボードの上を渡り歩いています。さすがに「星。」とは打ちませんが。


・今日の教授(浅丘ルリ子
「終わり」=「飛び降りた生徒の命」。だけど、彼女は助かったから、やっぱり「終わらなかった」。しかし、教授ってやっぱりすごい人だなあといつも思う。「生きていてくれてありがとう。私たちまだまだラッキーよ」という台詞がすごく良かった。
しかし、単位ってそんなに欲しいものなのか……もしかしたらあの生徒は、飛び降りるつもりは本当はなかったのかもしれないですね。だけど、教授のかたくなな態度を見て、つい飛び降りちゃったのかも。まあ、どちらにしろ、「命を馬鹿にしている」としか思えないのですが。by教授。


・今日のゆかちゃん(市川実日子
「終わり」=「ワープロ」。ちょっとダークな展開の中、飄々としている彼女はいつにもまして清涼剤的存在だったなあ。なんか泥舟でバイトしてるし。


・今日の間々田さん(高橋克実
「終わり」=「亀太夫」。あーでも、生き返ってくれて(っつーか死んでなかったのかもだけど)良かったよ〜。前述したとおり、動物に対する見方がずいぶん変わったので、間々田さんが人工呼吸とかするのが笑える反面、なんだかすごく悲しくなっちゃって。しかしあの動かなくなった亀、人形とかじゃなくて本物ですよねえ。まったく動かなくなる瞬間を狙って撮影って、きつそうだ……


・今日の馬場ちゃん(小泉今日子
「終わり」=「逃亡生活」。サラリーマン(ムラジュン)からもらったチケットで、水族館へいく馬場ちゃん。クラゲがすごく綺麗だったな〜。タンクトップのキョンキョンは、なんかエロくていいね。


・今日の泥舟ママ(もたいまさこ
ゆかちゃんの「帰ってちょうだい」に反応しない客に、ママの今日の「帰ってちょうだい」が炸裂。もたいさん、眉毛薄すぎて怖い。


あぁ、切ないなあ、という気持ちで予告を見ていたら、はいりが出てて仰天! ちょ、その登場の仕方は反則! まさか出るとは思ってなかったもんで……
さあ、最終回まであと2回。どうなることやら。