「弁護士のくず」case.12

弁護士のくず case.12「愛と金」
ゲストは坂本昌行畑野ひろ子西岡徳馬田島令子、佐野史朗、小木茂光みのもんたほか。


う〜〜〜む。最終回なのに全然ぱっとしない話だった。「本当は好き合っているのに、そのせいで話がこじれる」っていうのは前回と一緒だし、簡単に「これはいい話でした、ちゃんちゃん」で終わらせちゃったのも何だかなーって感じ。なんかカップルのくだらないすったもんだに、弁護士やら裁判所やらが振り回されました、っていう感じのストーリーだったな〜。最終回だから武田(伊藤英明)が辞めるっていう話になるのも分かるんだけど、ここらへんもなんとなくインパクトが薄くて、特にこれといった感想はなし……
初回に出たっきりで気になっていた佐野さんは、昔徹子(高島礼子)と一緒に働いていた弁護士だった。くず(豊川悦司)の弁護士魂は分かったけど、「で、佐野さんは何だったの?」って感じだよな〜。うーん、どうも消化不良。
最後に、もうひとつ苦言。畑野ひろ子が、長野がカレー屋をやるって言った途端婚約破棄するって話を聞いたときに「金目当て」だとかなんだとか言ってたけど、これってそこまで話が飛躍する? 結婚まであと3ヶ月だってときに、「カレー屋やる」って言われたら、そりゃ不安になるでしょーよ。


最後に、今回の小ネタをちびっとだけ。
・恒例・徹子今期逃し話の後に、徹子のカット。傍に酒瓶「百年の孤独」。

・くず「あれ面白いよなー、俺もあっち出たかったなあ。逃げる場所は、ありませんよ!」こっちの方が断然いいと思われますが。

・出た、無意味にTBSの最終回に出没する男、みのもんた。なんでTBSってそんなにみのが好きなの? 何か弱味でも握られてんのか?

・今日のキャバクラは「最終回スペシャル」。今までで一番エロが直接的だった気がする。最終回だからかな。


途中辟易してしまうこともありまくったこのドラマのドラマネタ(最終回が〜とか、トヨエツが〜とか、仙崎大輔が〜とか)。後半は話が微妙なのが多くなるにつれ、ネタに走ってしまっていたような気もします。だけど、クオリティの高い回もあったので、ドラマとしては面白かったです。簡単にお涙頂戴路線に走らなかったのにも好感が持てました。特にはいりの回が好み。
しかし、あのラスト……やっぱり続編作る気なの?「クロサギ」といい、TBSは最近続編に走りがちな傾向にあるのは、気のせいでしょうか(フジには負けるが)。それとも、そういう終わり方が好きなだけ?