「結婚できない男」最終話

結婚できない男 最終話「幸せになって悪いか!?」
今回に限って、サブタイトルに「?」が。


今回の冒頭は寿司を食う信介(阿部寛)。相変わらず無駄に力入れてます。しかし、美味しそうな寿司だったな〜。刺身が受け入れられない体質の僕でもそう思ったもん。
しかし、コンビニ店員とビデオレンタル店員が恋人同士だという噂はあったものの、まさか結婚するとは。最後に結婚するという意向を表したのはこのカップルだけだったな。英治(塚本高史)と彼女*1(さくら)は結婚しそう? って感じではあったけど。英治はどちらかっつーと地味めのキャラだけど、先週での信介との絡みは良かったです。書き忘れたのでこっちで一言。
そして残念ながら、奥さんとの共演は無かった金田(高知東生)。おそらく奥様のコネ出演だったんだろうけど(決め付け)結構いいアクセントになってたと思います。信介と仲良くなってんのにもびっくりだったけど、まさか金田までもが「ひとり焼肉」施行者だとは。それを見てほくそ笑む信介が笑える。
で、その奥様(高島礼子)が演じてた摩耶だけど、今総合して考えてみると、やっぱり「お相手候補」にしてはちょっと地味だったかなあ、という気も。先々週が最大の見せ場だったかな。だけど「あれ、カットされてたでしょ」と信介のテレビでの発言を見て見抜くのはさすがです。


このドラマはストーリーの運びもうまかったけど、キャスティングもすばらしかったと思います。今旬のアイドルとか、若手ジャニーズとか、モデルとか、そういうのを一切出してなかったのが良かったのかな。ま、一番ナイスキャスティングなのは言わずもがな、こつぶちゃんなんだけど。なんか毎度毎度しつこいですかね。すいません。最終回までいい仕事してたねえ。別れのシーンでは涙腺が少し弛んでしまいました。最近動物絡みの話に弱くて仕方ない。でもタクシーにあのまんま乗せるのはまずいだろ。>みちる(国仲涼子) みちるは最後までやっぱりあんまり好きになれなかったな〜。夏美(夏川結衣)や摩耶と比べたら「こわっぱ」って感じで、なんとなくわがままに映ったからか? でも、ルックスとか学歴とか細かい性格とかそういうステータスにこだわっていたみちるが、自分の理想とはかけ離れた存在の信介に惚れてしまうっていうのは結構良かったかも。散々人巻き込んだあと熱が冷めて「何で私桑野さんなんて好きだったんだろ?」とかケロッとして言いやがったらますます嫌いになるところだったよ。「夏美さん、桑野さんが好きなんですよね」って言ったときには「おいおい、知ってたくせに協力求めてたのかよ!」とつっこみたくなりましたが。


そしてやっぱり、最終的には信介は夏美とくっついたか。ちょっとそこまでの展開が強引っぽい気もしなくもないわけではなかったけど(ややこしいわ)。結婚するのではなく、「するかも?」という結婚を示唆した終わり方は好感が持てました。続編作っても良さそうだけど、これで終わるのも潔くていいかも。夏川さんも阿部ちゃんも芸達者で、特にコミカルな部分は細かな動作までもが面白くて、この2人がこのドラマを支えていた存在といっても過言ではないと思います。いや、マジで。最後信介が夏美に告白して、これで大団円……と思いきや、信介の軽はずみな言動でまた喧嘩に発展。数日後、相変わらず素直じゃないと思われた信介が「じゃあ、来て下さい。どうしても」と夏美に言うシーンはすごく良かったです。


では最後に、今回ツボった信介の行動などを羅列して終わりたいと思います。
・新聞勧誘をみちるに押し付ける信介。
・わざわざ視聴率から何人見てるかを計算している信介。
・写真つきのメールを送って夏美にどのシャツがいいか審査させる信介。
・しかもそのあと「しかしなんであなたに指図されなきゃいけないんだ」とか言ってる信介。
・みちるとふたりきりのとき、「こんなとき、頭の中で、般若心経」唱えちゃう信介。
・みちる&KENとのお別れのとき、紙で作った皿とKENそっくりの紙人形を渡す信介。しかもうまいし。さすが建築家(関係ないか?)
・何気に「自分が将来住む家」の設計図を描いてる信介。
・金魚をいつの間にかもう一匹飼ってる信介。

*1:最後まで名前が覚えられんかった……信介と一緒だなこれじゃ