「嫌われ松子の一生」第四章

嫌われ松子の一生 第四章「私が殺人犯になった理由」
松子って今何歳ぐらいなんだろ。


更新ダラダラで本当すいません。あと「家族」のレビュー書けば追いつくか。
今回の「白夜」でのシーンは原作でも結構お気に入りで、赤木や綾乃もお気に入りキャラだったんですよね。だから今回のように割とあっさり「白夜」の話が終わってしまうのはちょっと残念だったなあ。けど来週も赤木(北村一輝)出てくるのか。しかも原作よりも出番多そうだし。こりゃ制作側が赤木を気に入ってるのだと見た。
「白夜」は松子(内山理名)の一番の安寧の地であり一番の栄光の瞬間だったので、これからは転落転落の人生です。しかし、松子は感情の起伏が激しいから、内山理名は大変かもしれないけど演じてて楽しそうだなー。というか、松子役が凄くハマってると思う、マジで。生き生きしてるもんな。「通帳返して!」と小野寺(吹越満)に食ってかかるシーンや刺した後に冷静に牛乳を飲み干した時の表情とかが凄く良かった。「大奥」の時といい、内山理名には最近良い意味で裏切られるな。
先週も書いたような気がしますが、松子の浅はかさってやっぱりドラマになると顕著になって現れるもんだなあ。やっぱり赤木と一緒に行かなかったのは失敗。「金は人を裏切らない。人を裏切るのは、人だけだ」って言葉を妙なところで盲信するくせに、小野寺にはあっさり騙されるなんて、馬鹿すぎる。映画では武田真治が演じていたのを、吹越満がドラマでは担当。これ、映画よりもナイスキャスティングだと思う。映画は見てないくせに言うのもなんですが。吹越満独特のせせこましさがいい。しかし吹越満、なんかげっそりした気が……


で、スピーディな展開は大変よろしいんですけど、ここでもう原作での上巻はまるまる使っちゃったよね? 面白いことは面白いんだけど、松子の深い心情が語られることなくすいすいと物語が進んじゃってる気が。家でお父さん(塩見三省)の日記を見つけたときみたいなエピがあってもいいんじゃないかなあ。だってこのドラマ(っつーか「嫌われ松子の一生」)って「父への愛情」が一応ベースでしょ? 原作のラストもそんな感じだったし。映画でもそれを理解してプッシュしてるみたいだし。映画をそのまま見習えとは言わないし、ここまで忠実に原作通りに話を進めるのは本当素晴らしいとは思うんだけど、やっぱり松子・子供時代の話とかも多少入れても良かったんじゃないかと。そうした方がラストのあのシーンもぐっと良くなると思うんだけどなあ。


来週は杉本哲太登場。これもなかなかいいんでない? 少なくとも映画の荒川良々よかいいかも(映画のキャスティングで、イメージとしてはこの方だけが多少不満)。そして赤木「俺じゃ、駄目か……?」ってあすなろ抱きですか!! 久々に見たあすなろ抱き(&台詞)。「整形美人」の加藤晴彦以来かも。