「嫌われ松子の一生」第七章

嫌われ松子の一生 第七章「厳しいシャバ」
刑務所の方が綺麗だった松子(内山理名)ってどーよ。


8年の刑期を終えて、即島津(杉本哲太)のもとへ向かう松子。でもま、島津が待っていてくれるという保障はどこにもないわけで(そりゃそうじゃ)。大体松子自身「もう私のことは忘れて下さい」って言ってたわけだし、島津のことを責めることは出来ないよな。それにしても、島津は原作よりも松子に好意的だった気が……原作は確か松子に対してもっと冷たかったような気がしたぞ。ま、あーやって追いかけてこられて言い訳されても松子的には全然嬉しくともなんともないんだろうけど。


そして、美容院に勤めることになった松子。あかね(秋野暢子)に腕を認められる松子なわけですけど、ソープ嬢の時といい、松子さんには妙な才能がおありで……運がないように見える松子だけど、今回の美容院勤務だってあかねがムショ帰りじゃなかったらあんなに簡単に雇ってもらえなかっただろうし、最後全員を解雇して松子だけ残すみたいなことはしなかっただろうし、実は強運の持ち主なんじゃないか? しかし2人だけでやっていけるんですかね、あの美容院……「殺人者のいる店」とか噂立てられたら終わりだぞ。
松子は運があるけど(島津に出会えたりとかも運がいい証拠かと)それをことごとく自分で潰してるんだから世話ないよな。やっぱり赤木(北村一輝)についていかなかったのは最大の誤りだと思うぞ。今回もめぐみ(小池栄子)の誘いに乗らず、それどころか絶交宣言しちゃったし。まー松子は過去と決別したかったから、自分の罪を思い出させる存在でしかないめぐみと会うのは嫌だったんだろうけど。だけど決別しようとしても過去は過去だからなー、あの美容師仲間が言ってた通り。それだったら過去と向き合って一生懸命生きようとしているめぐみの方がかなり男前。松子にも「いつだって力になるから」とか言ってくれてるし。さすがタチ。


来週は龍洋一(要潤)とのラブラブ同棲生活に突入。まーただのラブラブで終わるわけないんですけどね、松子の場合。松子は自分自身で運を潰すのと男で身を滅ぼしてきてるので、今回も龍に現を抜かすあまり美容院の仕事が疎かになっちゃったりするみたいですねえ。多分龍洋一との同棲話は1話半ぐらい使うんだろうなー。あと現代パートも必然的に多くなるわけで……うーむ。個人的にはこれから退屈になりそうだ。あとは例のラストシーンの再現に期待かなあ。