「わるいやつら」第一章

わるいやつら 第一章「医師と看護師の危険な情事」
なんかこういうドラマだと「看護婦」と言いたくなるのう。


怖いんだけど時々微妙に笑えるんだか笑えないんだか分からない部分もあるのが松本×米倉ドラマの特徴。集中治療室に消えていった後の枯れるような悲鳴、という演出はなんともシュールだった。だけど演出はちょっといただけなかったなー。時々スローになったりだとか、なんか妙に気になった。ただ、相変わらずこのシリーズはエロい。上川さんと余貴美子さんの絡みは濃厚なフェロモンのようなものがテレビから漂ってくるような勢いでしたよ、ええ。


・寺島豊美(米倉涼子
戸谷病院看護婦。とにかくナレーションが異様に怖い。しかし米倉ももうちょっと明るい役やりたいんじゃないかなあ……とか思ってしまった。最近暗めの役ばっかりなので。まあこれも最終章だし、悪女米倉はそろそろ控え時かと。


・戸谷信一(上川隆也
戸谷病院三代目院長。個人的には「白い巨塔」のような無精髭を生やしてもらいたかったところ。上川さんってそんな「ワル」なイメージが無いからなのか、眼鏡を外すとなんとなく上川さん本来の人の好さが露呈しちゃう気がするんだよね。


・下見沢作雄(北村一輝
戸谷の友人で弁護士。怪しい、怪しすぎる。こんな弁護士嫌なんですけど……ま、まず米倉が食われることは確実だと思われ(多分襲われて。もしくは未遂で)。


・藤島チセ(余貴美子
料亭「尾張」の女将。名古屋弁はうまいのかどうか分からないけど、彼女の声が元々好きだからか、聞き心地はいい。豊美VSチセに今から期待。しかしやっぱり今までの「最大の敵」となる女優陣が室井滋若村麻由美、そして余貴美子って、完璧キャスティング勝ちだよなー。


・粕谷事務長(伊武雅刀
経理担当。「事務長」だなんてストーリーにあんまり絡んできそうにはない役だけど、伊武さんキャスティングしてるんだし、ただの経理のオッサンの役ではないことは確かかな。


・横武龍子(小島聖
戸谷病院に運ばれてきた材木店社長の妻。1話は彼女の独壇場でしたねー。怖いなー。特にあの倒れてから首絞めガッ!ってところね。あれは怖かった。ホラーかよっていう。結局は彼女が夫を殺したってことでいいんだよね?「あれは整腸薬だった」っていう言葉に嘘はなさそうだったし。ということは元々戸谷に罪を着せるつもりで殺したって事か、この女? 怖。1話でお亡くなりになってしまうのが勿体無い。笛木優子と役柄を交換してくれえ……(彼女あんまり上手くないよねえ)


上記紹介以外にも病院側では平山広行朝加真由美、警察側に金子昇などなど。前2作に出ていたトオルちゃんがいないのはちょっと残念かも(例の華麗なるドラマに取られちゃったからなあ)。
あと主題歌は合わないよねこれ。安良城シリーズしたかったのかもしれないけど。