「エラいところに嫁いでしまった!」#1&2
1話目と2話目、まとめて感想をば。
嫁ぎモノに嫁姑モノが年に一度ぐらいある最近のドラマ業界ですが、その中では一番楽しめたかもしれません、これ。なんとなく「ダブルキッチン」っぽい感覚もあるしね。特に2話目の葬式の話は。1話まるまる葬式の話、っていうのも今は珍しいと思うし。ただ、毎回毎回同じような振り回され話だと飽きちゃいそうなのが心配。東京と田舎と、舞台がそれぞれ違うので、どうしても「実家に戻らなければならない」シチュエーションが必要になっちゃいそうだし。ま、今後は登場人物ひとりひとりに焦点が当たったり、逆に上京してきたりと色々手法を変えてきてくれるはずでしょうが。
・山本君子(仲間由紀恵)
大河もごくせん2も見てなかった僕としては、かなり久々の仲間ちゃんINドラマ。はっきり言って彼女は演技がなんとなく単調で没個性っぽい感じはしていたのですが、この山本君子の役柄はマイベスト仲間な(何それ)山田奈緒子が微妙に乗り移っていてちょっと嬉しかったです。時代劇っぽい喋り方は気になるけど。
・山本磯次郎(谷原章介)
ここまでダメな夫(暴力とか浮気とかそういう意味ではなく)はドラマでも久々に見たかもしれん。しかもこれを新婚さんな谷原さんが上手く演じているから余計イラつくんだよなー。ま、きちんと「でも憎めない」な演出も加えてくれてるから僕はまだ全然見ていられますが。
・山本志摩子(松坂慶子)
松坂さんはちょっと天然な感じの人が似合うねえ。2話では天然すぎて「もっと配慮してやれよ」とか思ったけど最後のシーンでちょっと(あくまでちょっとなんだけど)うるうるきたからまあいいや。悪気が無いし、全然悪い人じゃないっつーのが逆にたち悪いんだよねえ。
・山本波男(本田博太郎)
「んっ」しか言わないのが勿体無い。いやたまにしゃべるけどさ。本田さんの声好きなのに。まあそれだけの出番なのに存在感あるのはさすがですが。しかし本田さん引っ張りだこですねえ。
・守山保(温水洋一)・由美(濱田マリ)
濱田マリがイヤ〜〜な小姑役でしかもそれが妙に似合ってるからむかっ腹立つ。ぬっくんは尻に叱れる役似合いすぎ。そして公式サイトで保の「夜は凄い」というのがやたらプッシュされてるのには笑った。ハゲは絶倫
・山本栄太郎(橋本さとし)・理恵(眞野裕子)
一番の曲者ではないかと思われる理恵。表面上はにこにこしながら何か色々やらかしそうだもんな。そして橋本さとしの普通さにびっくり。つーかこの家の人達は妻の尻に敷かれすぎです。
・山本菜緒(渡辺夏菜)
君子の味方っぽい感じ、今のところは。若干影薄し。
しかし相変わらず公式サイトは凝っております。君子、磯次郎、志摩子のそれぞれのパターンで自己紹介やストーリー紹介が見れるのが楽しい。テレ朝はいつも凝ってますなあ、ほんと。そして公式サイトの君子はますます山田奈緒子っぽいです。そういえば1話で出てきた野際さんはもう出てこないのか? 鼓に見立てて「ぽんっ」ってやるの、あれダブルキッチンのパロだよね。