椎名林檎「平成風俗」

平成風俗(初回限定盤)

平成風俗(初回限定盤)

届きましたー。ちょっと英語の曲が多かったのが残念でしたけど、アレンジも秀逸なのが多かったし、なかなかいいアルバムだったと思います(もちろんセルフカバーじゃなくて新曲もっと!ってのが本音なんですが)。以下個々の曲の感想。


「ギャンブル」
かなりいい。アレンジがいいです。これ元曲よりか好きかも。ラストにかけてのサビの部分の迫力は凄い。掠れ声がかっこいい。


「茎」
残念ながら英詩バージョンですた。アレンジも特に良いと思わず。うーん。


「錯乱」
シングルバージョンと何ら変わりが無かった……うーーーん。


「ハツコイ娼女」
唯一の林檎さん作詞作曲の新曲。題名ダサい。歌の方もかなり変わってて、おそらく椎名林檎史上一番聞き取り辛い曲ではないかと。試聴したとき日本語か英語かも分からんかったもん。


「パパイヤマンゴー」
カバー。何語これ? 題名なんかエロ、と思ったのは僕だけじゃないはず。


「意識」
賣笑エクスタシーのアレンジと変わりなし。おいおい。


「浴室」
英詩かどうか気になってたんですけど、見事にやられました。まさかこんなアレンジでくるとは。かなり珍妙な出来です。僕は好きですけどね。


「迷彩」
これも賣笑エクスタシーと一緒。しかも終わり方があまり良くない気がするのは僕だけですか? このアレンジ自体は好きなんですけどねえ。早口になるのも好きだし。


ポルターガイスト
これも賣以下略。最初の声がちょっと変なだけで。


「カリソメ乙女」
シングルバージョンのに詩がついただけ。しかも英詩。てっきりこっちにデスジャズバージョンがくると思ってたんだけどなあ。


「花魁」
カバー曲。という噂はあったけど作詞作曲は浮雲でした。いちじくもミラボもあまり好きじゃない僕ですが、この曲は結構好きです。


「夢のあと」
これもなかなかいいです。ただ僕的には落日の方をアレンジして欲しかったかなあなんて思ってしまいました。


「この世の限り」
シングルのとまったく一緒です。うーん。アルバムとシングルをこれから購入予定の人は、迷っているのならシングルはやめておいた方がいいかもしれませんね。シングルの曲はほとんどアルバムに収録されてますから。うー、ちょっと失敗したか?


総評。
「賣笑エクスタシー」と「この世の限り」シングルを持ってる人には「おいおいっ」とツッコミが入りそうな出来でした。まさに僕。だけど「ギャンブル」と「浴室」のアレンジだけでも聞く価値はあると思いますよ。買うのはちょっと……って人は一度レンタルしてみたらどうでしょーか。気に入ったら買えば良いし。逆に最初の2つを持ってない人は安く済んでお得かも。