「ハゲタカ」第3回

ハゲタカ 第3回「終わりなき入札」
サンデートイズのマスコット人間って若干怖いよねよく見ると笑顔とか。


うーん、やっぱりこの緊張感は凄い。一瞬たりとも気が抜けない感じだもんね。まーちょっと見逃すと難しくてわけわかんなくなるっつーのもあるけど。面白いとかそういう以前に、やっぱりここまで引き込まれるのは脚本や演出や俳優の演技の相性も良いからなんだろうなあ。俳優といえば今日は光石研矢島健一も登場。お二方とも良い意味でくせのある俳優さんなので、この回でおさらばだともったいない気もするんだけど……どうなんだろ?
しかしやっぱり一番緊張感があったのが鷲津(大森南朋)と芝野(柴田恭兵)の入札対決。鷲津がちまちまと入札していたのは、三葉銀行とサンデートイズが裏でお金の汚い事をしてるよーみたいな事(ひどい説明だ……)が報道されるのを待っていたためなのは分かったけど、しかし危険な賭けだよなあ。三葉銀行が先に190億以上の値を叩き出してきたら勝負は厳しくなっただろうし、第一由香(栗山千明)があの書類を元に報道するかなんて分からなかったし……
で、結局そのきっかけを作ってしまったのは芝野だった。あの自動販売機の何度お金を入れても……っていう演出は効果的でしたな。あんな事ありえないと思うけど。その前のバカ息子・伸彰(小林正寛)の言葉も芝野の気持ちを変えるきっかけになったんだろうけど、なんか何言ってるのか全然分かんなかったのは僕だけですか? 熱演しすぎですよ小林さん……
そしてこの事で芝野は三葉銀行を辞職する事に。ただ飯島(中尾彬)が言っていたように(中尾さんのナッツの食い方が怖いですよ! つかきもー)芝野さんはちょっとかっこつけすぎじゃないかい? やっぱり一本気な人物なんだろうなあ彼。だからこそ由香の言葉に苦しめられたり情報タレこんじゃったりしちゃってるわけですから。ただ正義感溢れるキャラって非常に苦手なので見ていて完璧に鷲津寄りな僕。由香が「そのために人が亡くなっても(お金に執着するんですか)?」つってたけどやっぱりどう考えても借りた金は返すのが普通だし、芝野が由香に「あなたのお父さんの事を忘れた事は無い」とか言ってたけど「本当かよ!」ってツッコんじゃったし。そんな芝野が鷲津にホライズンに誘われてたけど、どうなるのかなー? ホライズンで働く芝野っていうのも見てみたい気がする。


やたら社長の座にこだわっていた瑞恵(冨士眞奈美)ですが、息子を切った理由は「木材部門を切ろうとしたから」というものだった。これだけ聞くと実は瑞恵も会社想いのオバチャンだったんだなーと思っちゃうけど、でもだからといっていつまでも自分だけが社長の座に君臨していくわけにもいかないし、どちらにしろあのままの状況じゃいずれ潰れる事になったんだろうなあ。大体ホテルに泊まって240万(だっけ?)かかって、それを普通に借りようとしたり、結局瑞恵の金に対しての甘さは抜けきれてなかったみたいだし。でも担保無いって事はないんじゃないか?と思ったんだけど……仮にも社長なんだし。


治(松田龍平)の動きも気になりますねえ。「会社起こすんだよ」と夢物語のような話が元手となるお金300万も手に入り、だんだんと具現化してるみたいだし。
それにしても鷲津さんがピアノを弾けるとは……その意外性に驚き。