探偵学園Q #1

探偵学園Q #1「実践開始!戦慄の死の予言!!死体消失の謎を追え」
ゲストは森口瑤子田中要次廣田朋菜、垣内彩未、岩井七世飯田里穂ほか。


何気にこういう1話完結型の正統派ミステリーって結構珍しいですよね? 大体サスペンスって「アンフェア」みたいに1クール全部おんなじ事件を扱うか、もしくは「時効警察」みたいにギャグ要素が盛り込まれてるかのどっちかだった気が。で、このドラマなんですけど、はっきり言ってテンポ悪いんだよなあ。サスペンスでテンポ悪いって結構致命的なような。まぁ森口さんが出てきた時点で「ああ、この人犯人だな」ってすぐ分かっちゃうのはご愛嬌。トリックもまあ特に感嘆するところもなし。あの上下切断トリックだってすぐ分かりそうなもんだけどねえ。大体すぐ死体確認しない警察もどうなんだか……あの氷の玉のトリックもあれどうやって作ったんですかね?と疑問点もいっぱい。「娘の復讐のため」ではなく、実は「娘の作品を自分の名前として出したかったから」というのが本当の動機?と思わせるあたりケイゾクっぽくていいと思った。
しかし何故このドラマが10時台?と思ったんですけど、AVやら壮絶なパンチラやら山本太郎の尻やらが10時台の理由なんですかね。やたらメイド推ししてたのは一体なんだったんだろう。あとやっぱり死体も結構グロめだったからかな。ラストの森口さん自殺とか。あれは催眠術にかかってたってことでいいんだろうか。なんかそういう方向に持ってかれると若干萎えるのですが……鈴木一真は怪しい役が似合うね。主に変態役。


キャストはうーん、やっぱり若葉君と山田君の演技が若干きつい。若葉君はお兄ちゃんと顔も少し似てるけど、声がそっくりですな。要潤はあの中でも違和感なくて驚いた。主演の神木君は、うーん、大人になっちゃったなあって感じだなー。やっぱりまだ違和感あるよ。で、若干演技が下手になった気がするのですが……神木君ってもっとうまくなかったっけ? 子供たちの中では志田未来ちゃんが良かったです。女王やら教科書やら14才やら、なんつーか暗めの作品が多かったんでこういう役は新鮮。教科書のときと比べてぐっと大人っぽくなった気がする。ちょっと顔丸くなった気もするけど。まあ主要キャストは神木君、未来ちゃん、ナメジュンが主に支えてるって感じかな。初回はキンタ(要潤)とカズマ(若葉克実)が地味めだったのが気になりました。それぞれ特別な能力を持ってるって設定なのかと思ってたけど違うのかな。なんかメグ(志田未来)の瞬間記憶能力ぐらいしか役に立たなそうなんだけど。


そういえば七海(山本太郎)が文芸部(だっけ?)の女子高生に変装してたけど、あれいつから潜入してたんだろ……あれ不自然ですよね。それともキュウ(神木隆之介)たちにヒントを与えたときだけ変装してたってことなのかな。