「菊次郎とさき」第10話

菊次郎とさき 第10話「学問のススメ」
「キネマ」の語源はちょっと勉強になりました。


菊次郎(陣内孝則)が字が読めないっていう話は総じてなんか切ないんだけど、今日はいっそう切ない感じがした。武(大和田凱斗)が「父親が字の勉強なんてみっともない」と言われているのを目撃する菊次郎、というのはわりとありがちな気はするけど、やっぱりその後の鉛筆とノート、消される「きたのきくじろう」とか、そういうエピソードが素晴らしすぎる。そしてやっぱり室井さんには泣かされる……武を叩くシーンの演技が神でした。ノートを渡すシーンもよかった。字の練習していたノートが遺品として見つかった、ってことは今回はだいぶノンフィクションだったりするのかなー。ちなみに学校じゃなくて家で勉強すればいいじゃん、なんて野暮なつっこみは無粋です。


うーん、ちょっと今回書くことが見当たらないんだけど、ここ数回の面白さは凄いな。初めからこの勢いだと良かったのに……あともうちょっと青年編差し挟んでも良かったんじゃないかなー。最終回はやっぱり少年編かぁ。このシリーズは大好きなんだけど、視聴率的にもそろそろ潮時かなーと思っているので、菊次郎の最期とかもちょっと書いて欲しかったりするんだけど、そこまで湿っぽいのはこのドラマには似合わないのかなー。最終回に祝言の話を持ってくるあたり、なんだかものすごく泣けそうな気がしてきた。楽しみ楽しみ。