「ガリレオ」第一章

ガリレオ 第一章「燃える」
ゲストは唐沢寿明


うーん、これまた微妙。面白くなかったわけじゃないんだけど、ちょっとトリックとか分かりやすすぎないかい? 女の子の「赤い糸」発言で「あ、まさかレーザーポイント?」って分かった人は結構居たんじゃないかと。あの焦げ跡で「何度も殺人を企んでいた」っていうのはなるほど、って感じだったんだけどねえ(僕はてっきりあのヤンキー集団がやったものだと思ってたので)。そしてトリックの説明の時もなんかやたら専門学的な用語が飛び交うのも好きになれない。映像としてあったので勿論分からなくはなかったんだけどね。つーかなんか全体的にお洒落感が漂う感じっていうか、推理ドラマにしては血生臭くないんだよね。だから物足りなく感じるのかもしれません、個人的に。あーそういや東野さんの小説読んだ2つも「ほら、こういうのってなんか新しくない? お洒落じゃない?」って感じがして(本の選択が悪かったのかもしれないけど)嫌だったのを思い出した……でも「白夜行」みたいに映像化したら面白かった、っていうケースもあるかもしれないからなあ(ちなみに映画「レイクサイドマーダーケース」はまあまあ面白かったけど途中寝てしまった)。あーでもとりあえずサブタイトルとタイトルバックはかっこいいっすね。主題歌は絶対合わないと思うけど。いきなり頭部炎上はびびったけど、なんか淡々と頭が燃える図っていうのが妙にシュールで笑いを誘うのは何故だろう。


そして主演の福山さん。うーん微妙。演技が上手くないんだよねーやっぱり。皆さん言ってましたけど変人に見えないもん。変人ってやっぱ演技上手くないと無理なんだなあと再確認。これが阿部*1ちゃんだったら立ってるだけで変人オーラむんむんなんだけどなー。ま、それならまんま上田次郎なんだけどね。ゲストの唐沢さんが出番があまり無かったわりにインパクト大で、狂気じみた役も似合ってて完全に食われてる気がしました、はい。しかし狂気じみた役なのはいいけど被害者側に全然同情できないのであまり恐怖は感じなかったのが残念だったかも。我が家でも近くからうるさい輩がはびこる事が多いので余計(っつーか目の前が高校なもんで)。
まあ何だかんだ言いつつ毎週の犯人役が楽しみではあります。古畑みたいに犯人が分かる→でもどうやって?って流れになるのかな。あと北村さんと真矢さんの出番をもっと増やしてくれーい。品川は要らない。

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