蜷川ヤエコ「モノノ怪」

フジテレビ・ノイタミナ枠で放送されていた「モノノ怪」の漫画化。1巻は「モノノ怪」の先駆けとなった「怪〜ayakashi〜」で放送された「化猫」の話。

モノノ怪 1 (ヤングガンガンコミックス)

モノノ怪 1 (ヤングガンガンコミックス)

この本を買うとき書店で見当たらなかったんで店員さんに「モノノ怪って漫画ありますか?」と訊いて待ってた時、「後ろの人、お先にどうぞー」ってなって、そしたらその後ろの人が出してきた本が同じ「モノノ怪」だったんですよ。で、僕はてっきり自分の頼んだ漫画かと思ってカバーしているのを見て「あ、カバーいいです」「あ、いえ、これ後ろの方のです……」となって恥をかいてしまいました……でも偶然にびっくりです。


さて、肝心の内容。絵が丁寧で素晴らしいです。猫も可愛いし。だけどこれってアニメ見てない人は内容分かるのかなー。結構抽象的な部分もあったりして、初見の方は分かりにくいかも。そして「これから面白くなるぞ!」ってところで「続く」となってしまっているので残念。面白くなるのは2巻からですからねー、と一応言っておこう。
あとやっぱりなんだかんだ言って動きの大切なアニメだったから、漫画だとなかなかそれが表現しづらい感じで残念。特に化猫が近づいてきて天秤が動きに沿って「ちりーん、ちりーん」と動くシーン。やっぱりこれはアニメ独特って感じで、漫画だとちょっと分かりづらくなっちゃうんだよなあ。でもモノノ怪ファンは買って損はないかと思われます。
しかし最後のおまけ……小田島様が……