「あしたの、喜多善男」4日目

あしたの、喜多善男 4日目「世界一臆病な誘拐犯」
やばい、しのぶ(吉高由里子)が可愛く思えてきてしまった。


なるほどー、しのぶがあの時善男(小日向文世)に親切にした理由は「全然偉そうに見えないお偉いさん」を善男と勘違いしたからだったのか。善男の冴えない容姿(っつったら小日向さんに失礼だけど)がこういう結果をもたらした、っていうのは面白い。あとやっぱりこういう裏側が見えてくる展開は楽しいし。しかし、今回はしのぶがやたら可愛い。あの声とかしゃべり方とか、わざとだろうけどすごい苦手なのになあ。そんなしのぶに手を出そうとしても出せない善男。あれだけこっぴどくけなされたみずほ(小西真奈美)の願いを受け入れようとして逡巡してるっていうのがなあ。
しかし、予告を見る限り、ただ善男は誘拐犯と勘違いされるってだけのストーリー設定だと思っていたのですが、本当に身代金を要求してしまうとは。電話をかけた時は凄くしどろもどろだったのに、だんだん調子に乗り始め、だけど「されちゃいますよ」とか語尾がきちんと敬語なのがなんか善男っぽくて上手いなーと思いました。しかし、これがどうして「世の中の人のため」になるんだ? 奪ったお金を寄付したりでもするんだろうか。しかしネガティブ善男とのやり取りっててっきり善男の脳内で行われてるもんだと思ってたら、まさか実際にひとりでしゃべったり動いたりしてるとは……びっくりですよ。そりゃ怪しまれるわ。それを見ていたマサル生瀬勝久)の「パントマイム?」&パントマイムの手つき(何気に上手い)に吹きましたwマサルのシーンだけ妙にコメディちっくで別世界って感じなんだよなあ。しかし、「誰に説明してるんですか?」っていうのはやたら説明的なドラマに対する皮肉か?
そういえば三波さん(今井雅之)は事故死だったんですね。さすがに飛行機に細工して殺す、っていうのは無理そうだから、死因は事故死で間違いなさそうだ。でも飛行機事故だったら死体がぐちゃぐちゃになってるかもしれないから、誰かとすり替わった、とかいう展開もありうるか……? あとサウナのシーンも、扉が開かなくなってたりして、これもちょっと怪しい感じですね。先週の落下物同様、誰かがやったのか?みたいな。


そしてリカ(栗山千明)がだんだんと黒くなってきましたねー。いいぞー、黒栗山。2話あたりに「矢代(松田龍平)が罪悪感を持ってしまいリカがぷっつんしてしまう」みたいなこと書いたんですけど、なんとなくそんな流れになってきたかな。某所(どこだか忘れてしまいました、すいません)に「矢代・リカの関係=三波・みずほの関係?」みたいなことが書いてあったんですけど、となるともしかして過去も今回のケースと似たような流れだったってことでしょうか。まあみずほの場合、善男の善人さに耐え切れなかったのは彼女の方みたいですが。
しかし、ぬっくん……ちゃんと人を殺せるのかと。「明日、殺っちゃっていいですか」&ダーツしゅぱっ!は申し訳ないが吹いてしまったwなんか妙にシュールで……


来週は善男の恩師登場。うーん、若干話数稼ぎっぽい感じになってきた? 今回もシリアス展開は少なめで、箸休め回って感じだったもんなあ。それでもテンポは良かったんだけどさ。誘拐騒ぎも繋ぐための単なる使い捨てエピソードじゃないことを願います。